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ボクシング 井上尚弥 華麗なるボディブロー

ボクシング 井上尚弥 華麗なるボディブロー

圧倒的な実力を兼ね備え、完璧なボクシングスタイルから「ボクシング史上最高傑作」と呼ばれる選手をご存知ですか?

日本のプロボクサーで24勝無敗、21のKO勝ちの記録を持つ屈指のハードパンチャー、WBA・WBC・WBOなどアジア人初の世界主要4団体統一世界王者、井上尚弥です。

今回は井上尚弥の一番の必殺技ボディブローについて解説していきます。

バックステップからの右アッパー、そして左ボディブロー

高校生史上初のアマチュアタイトル7冠という実績を持って挑んだデビュー戦、対クリソン・オマヤオ戦の試合が決まる場面(動画01:12部分)。

第4R、井上尚弥が相手選手にボディを効かせると、相手選手は苦し紛れに大振りになります。密着しパンチを打てない状態にして回復までの時間を稼ぎたかった相手選手に対して、井上尚弥はバックステップを踏みながら同時に右アッパーを繰り出します。

この一連の動作は通常では体勢を崩しやすく、まともにパンチを打てない非常に難しい状態でのアッパーなのですが、いとも簡単にそのアッパーで相手選手の体を起こします。

相手の身体を起こしたら、空間とタメをしっかり作ってここで必殺技である左ボディブロー!ボディブローを決めるまでの流れの美しさがさすがとしか言いようがありません。若干19歳にしてテクニックが凝縮された華麗なボディブローで試合を決めます。

思わず相手選手もくの字に曲がるボディブロー

プロ5戦目 東洋太平洋Lフライ級王座決定戦 対ヘルソン・マンシオ戦の接近戦の場面(動画02:48部分)。

相手選手のオーバーハンドのパンチをその場でガードで受け止め、接近戦に持っていきつつ、右でフェイントを入れた直後、相手選手の右脇腹に完璧な角度の左ボディを決めます。動画でこの強烈なパンチの音を聞いてみてください。ここまで的確にフックを効かせられる選手は井上尚弥以外にいないでしょう。

左フックが決まった後、相手選手がダメージを受け「くの字」になりガードが落ちます。ここを井上尚弥は見逃しません。すかさず強烈な右アッパーを繰り出します。

この試合もKO勝ちをおさめていますが、その起点はやはり左ボディブロー。相手選手にダメージを蓄積させるボディブロー、やはり見ものですね。

快進撃の秘訣!ジャブ・ジャブ・右・左ボディ

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 対オマール・ナルバエス戦で相手選手が万策尽きた場面(動画13:15部分)。

有効なパンチやコンビネーションは、決まらなくなるまで繰り返すのがボクシングの鉄則です。全く同じコンビネーションを二度繰り返して1Rでダウンを奪ってたいましたが、このRでも同じコンビネーションを使います。

そのコンビネーションは、ジャブ・ジャブ・右・左ボディ。

ジャブ・ジャブ・右はボディを決めるための「おとり」です。「おとり」を使うことで相手選手を油断させ、痛恨の一撃を与えることができます。ジャブと同じリズムで前足を鋭く踏み込んでボディの射程圏内に侵入していきます。

ここで特に注目なのは前足のステップの鋭さと、二歩目の踏み込み幅の大きさです。二歩目ではかなり大きく前へ移動し相手選手の前足を越えて深く踏み込みます。そしてここから強烈なボディフックで効かせるのですが、この二歩目の踏み込みの深さとポジション取りは井上尚弥以外誰にもできないテクニックです。

相手選手のレバーを的確に捉える井上尚弥の左ボディは精密機械のようにピンポイント!しかし無駄打ちせずここぞというタイミングで繰り出します。今後も井上尚弥から目が離せません!

それでは動画をご覧ください!

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