自分が闘う全ての選手に対して、体格で勝っている事などありません。自分より大きな相手が走ってきた時に、無策で正面から突っ込んでいっても止める事は難しいです。
そんな選手は片足タックル、という方法を考えてみてはいかがでしょうか?
小さな選手が大きな選手の両足を掴もうと思ってもバインドの手が届かない、また横から入る時に手で邪魔されたり、足を大きく開かれていると届かないなどの問題を解決しようと生まれたのが、片足タックルの経緯です。
今回は最後の動画をもとに「デカい相手を倒す片足タックルの方法」について詳しく解説していきます。
どの場面で使えるのか?
タッチライン側でFWがポッドでWTBの位置にいるケースで使う事が多くて、WTBの小さい選手が大きいFWに横からタックルしなくてはいけない場面に使います。
FWが足を出して思い切り腕を入れてくる相手に対して、両足を掴みに行こうとするとタックルが切られて抜かれてしまいます。
そういったシチュエーションで片足タックルが有効です。
片足タックルが効果的な場面
両足に入れる時は片足タックルをする必要はありません。片足タックルを使う時は、
- 両足バインドが出来ない
- 相手が大きく足を開いている
- 腕を入れてくる
- サイドタックル気味
こんな時に、タックルを外されにくくする片足タックルが効果的です。
片足タックルのパターン
基本的に、どのパターンも勢いを止めることが出来ないといけないので、片足をしっかり持って相手の勢いを止めます。
- パターン① 相手の進行方向に向かって倒す
- パターン② 相手の進行方向と逆にひっぱり前進を止める
- パターン③ 片足タックルで動きが止まった瞬間にボールに絡む
- パターン④ 片足で前進している時に、両足バインドに切り替える
片足タックルのコツ
両足で止めるよりも、相手の勢いに負けやすいため、タックルする選手が止まってしまったら、相手の推進力に負けてしまいます。
- ・タックルのベクトルと同じ方向に向かって進む
- ・片足を両手でバインドする
- ・相手の推進力も使いつつ、バランスを崩す事を意識
これらのポイントを意識しながら、片足タックルの練習をしてみましょう!それでは動画をご覧ください。