10月8日に行われたシカゴマラソンで、まさかのマラソン男子世界新記録が樹立されました!
これまでの世界記録はケニアのエリウド・キプチョゲ選手が2022年9月のベルリンマラソンで出した2時間1分9秒。その記録を約30秒上回り、2時間0分35秒という驚異的なタイムを記録したのは、同じくケニアのケルビン・キプタム選手。
今回はそんなキプタムの練習内容についてみていきます!
30km以降のラップがすごい!
世界新記録をマークしたのは10月8日に行われたシカゴマラソン。2時間0分台という驚異的なタイムを叩き出したキプタム選手の5km毎のラップをみてみましょう。
5km 14:26
10km 14:16
15km 14:27
20km 14:30
25km 14:25
30km 14:27
35km 13:51
40km 14:01
注目すべきは30km〜35kmの部分。最もきつくなるはずの30km付近でまさかの最速のラップ。そのラップタイムは13分台。凄まじいですよね。
ここまで強靭な体、脚を手に入れるための練習内容とはどのようなものなのでしょうか。キプタム選手の練習に関する記事について紹介します。
前世界記録保持者キプチョゲ選手よりも多くの距離を走っていた
今回世界新記録を出したキプタム選手の練習内容についての記事を見ると、やはり走る距離の積み方がすごいようです!
前世界記録保持者のキプチョゲ選手が1週間に180〜220km、練習で走っているのに対し、キプタム選手は1週間に250〜300km走っているそうです。
2022年、37歳という年齢で当時の世界新記録を出したキプチョゲ選手。今回世界新記録を出したキプタム選手は23歳。年齢が大きく異なるため、単純にトレーニング内容を比べることは難しいですが、キプタム選手のこの練習のボリュームの多さが、今回の記録に結びついていることは間違いないでしょう!
キプタム選手の練習内容
キプタム選手のトレーニング内容は4か月で構成されているようです。
1か月目:月900kmで脚作り
2か月目:週300kmのトレーニング
3か月目:記事に記載なし(不明)
4か月目:テーパリング
前述した週に250〜300km走っているというのは、この2か月目のことでしょう。
コーチからは走りすぎ、怪我のリスクが高いという指摘がされているようですが、それでも走り続けてしまうとか。
一般的にはマラソン選手として長く活躍するためには走りすぎは禁物です。怪我をせずにどれだけトレーニングを積めるかが大切ですので、むやみに練習の距離を伸ばさないよう気をつけましょう。