バスケットボールは瞬時の判断と高速なプレーが求められるスポーツで、周囲の状況を素早く把握するために広い視野が不可欠です。このため、間接視野を活用し、視野の幅を広げるトレーニングはプレーヤーにとって非常に重要です。

ここでは、バスケットボールでのパフォーマンス向上に直結する視野を広げるためのトレーニング方法を紹介します。

バスケットボールは間接視野を多く使う

バスケットボールは、ボールの位置、チームメイトや相手選手の動きを同時に把握する必要があるため、間接視野が大きく関わります。間接視野を使うことで、視界に直接入っていない範囲の情報も捉えることが可能になり、パスの精度が向上し、より有効なプレー選択ができるようになります。

したがって、間接視野を広げることは、バスケットボールのスキル向上に直結する重要な要素です。

トレーニング①両手の人差し指を見る

視野を広げるための基本的なトレーニングとして、両手を横に広げ、それぞれの人差し指を見る練習が有効です。この練習では、両手の人差し指を目の前から徐々に横へ、そして上下へ動かしながら、視線を固定せずに両指を追いかけます。

このトレーニングによって、間接視野を使って広範囲を認識する能力が高まります。実際のトレーニング風景は、動画をご覧ください。

トレーニング②両手でボールを同時に上げる

もう一つのトレーニング方法として、テニスボールなどを両手に持ち、約50cmの高さで同時に投げ上げ、キャッチする練習が効果的です。

初めはこの動作が困難に感じられるかもしれませんが、この練習を続けることで、視野の中で複数の物体を同時に追跡する能力が養われます。これは、試合中に複数の動きを同時に把握し、迅速な意思決定を行うために役立ちます。

視野を広げるトレーニングは、バスケットボールプレーヤーにとって重要な練習です。間接視野を活用し、広範囲をカバーする能力を高めることで、試合中の状況把握が向上し、より効果的なプレーが可能になります。

これらのトレーニングを日々の練習に取り入れることで、視野が広がり、バスケットボールのスキル全体が向上するでしょう。