平泳ぎに初めてチャレンジする時、最も難しいのはキックですよね。他の泳法とは明らかに形が異なる非常に特徴的な動き。うまく水を蹴れないとほとんど進みません。
今回はそんな平泳ぎのキックについて練習も含めて解説します。
平泳ぎのキックの基本は反し足!
平泳ぎの足は「反し足(かえしあし)」という独特な足の動きになります。足首をかえして足の裏で水を蹴るのが平泳ぎのキックです。
まずは陸上で足の形を確認しましょう。うつ伏せの状態で平泳ぎのキックの動きをしていくのですが、膝を曲げた時に足首がしっかりかえせているか1回1回確認しましょう。そして、その足首の状態をキープしたまま、膝を伸ばしていきます。
「反し足」の反対に「あおり足」というものがあります。あおり足は足首が背伸びをするように伸びた状態のこと。この状態で膝を伸ばしていくと、足裏ではなく、足の甲で水を蹴ることになります。平泳ぎを初めて行う人が陥りやすいのがこの形です。
ちなみにこのあおり足は「泳法違反」になります。あおり足で泳いでしまうと平泳ぎとは認められず失格になるので注意しましょう!
反し足の練習方法① つま先を上げて後ろ歩き
反し足ができないことには平泳ぎはできません。反し足をマスターするために、以下の練習を行ってみてください。
・陸上で立位の状態から後ろに歩く
・この時、つま先を上げて地面から浮かせ、踵で歩く
この練習法では足首をかえすという感覚が身に付きます。
反し足の練習方法② 目視で確認
・陸上で、壁に手をついて片足だけ平泳ぎのキックの動きをする
・この時、目視で自分の足首がかえせているか、つま先が外を向いているかを確認する
よほど運動神経がよい方でない限り、自分の感覚と、実際の動きには多かれ少なかれ誤差が生じるものです。実際に目視で確認すると、出来ているつもりだったけど実は出来ていなかったなんてことは多々あります。
自分の目でしっかり確認しましょう。
いかがでしょうか?基本的な部分ですが、基本が出来ずして速く泳ぐことはできません。まずはしっかり基礎をかためていきましょう!