ジムに必ず置いてあるマシンチェストプレス。このマシンは意外と使用する人が少なく初心者かトレーニングをやり込んだ人が使うことが多いです。いろいろなタイプのマシンがあるので一概に言えませんが、基本種目としてのチェストプレスを説明していきます。
セッティング方法
チェストプレスは大胸筋の中部狙いです。まずセッティングの仕方は狙いたい部位にグリップの高さを合わせましょう。基本的にマシンの軌道が2通りあり、真っすぐに動く軌道のマシンはベンチプレスで肩を痛めてしまう人はその代わりに使用することができます。
軌道が内側に寄るマシンであれば、収縮種目として2~3種目目に行うとよいと思います。今回は内側の軌道なので収縮刑をメインに説明します。
収縮種目の可動域
収縮系をメインとするので、押している最後の伸ばしたところが大事です。収縮が大事なので切り返しは深くしないようにしましょう。感覚としては、ベンチプレスよりも浅いところから押します。その分最後まで押し切れるとこまで押すようにしましょう。
収縮種目なのにストレッチを意識しすぎてしまうと最後まで押し切れないので切り返しを意識しましょう。
グリップの位置
寺島選手は前から見て肘よりも少し内側を握るようです。内側を握ると三頭筋に刺激が入りやすくなる人が多いので、その場合は手幅を広くして肘と手首が真っすぐになる位置で握りましょう。手幅が広いと収縮感は弱くなりますが、三頭筋の刺激はなくなります。グリップは好みでいいと思います。
シートの角度
シートの角度は大胸筋の中部狙いであれば、少しインクライン気味でいいと思います。肘が横に開く人は垂直でもいいと思います。基本的に肘を開かない人のほうが多いと思うので、その場合はシート少し倒しましょう。
寺島選手が肘を開く理由としては、肩甲骨をフリーに動かしているからです。大胸筋上部、中部狙いであれば、肘を開き、胸郭を上げて、肩甲骨をフリーに動かしましょう。そうすると胸に重さが乗りやすく、大胸筋のサイズが変わりました。
あくまでも寺島選手のトレーニング技術があってこその動作だと思うので、実際に試してみるときは、普段よりも軽い重量で行うようにしてください。胸のトレーニングはいろいろな身体の要素で変わる気がします。試行錯誤しながら自分の胸のトレーニングを突き詰めてください。