現代卓球の戦術の進歩は目覚ましいものがあります。少し前までの卓球の戦術は3打攻撃、つまり、こちらのサービスから相手のレシーブを待ち、3球目の強打につなげていく戦術が基本でした。しかし今は、5打目の強打をつなげていく5打スタイルになっていきています。
そのため、相手のサービスに対してどれだけうまく打たれないようにするか、それを反撃につなげていけるかが重要です。
チキータやツッツキで反撃できない時
反撃というと、例えばチキータが考えられますが、相手も反撃を避けるために、台上での様々な回転を使った短いサービスをしてきます。それに対しては鋭い返球がしにくく、かといってストップやツッツキが甘く入るとカウンターを狙われ、レシーブのときに点をとりにくくなっているプレイヤーも多いのではないでしょうか。
そこで、卓球王国中国のレシーブ技術を学んでみましょう。ずばり「小三角へのレシーブ」です。
小三角とは
台上のネットの中心を頂点とし、相手側台上側面の中心寄り30%〜40%くらいの長さの点を結んだ、台上左右にある三角のエリアです。
相手のサーブを破壊する
相手のフォア側小三角に返したとき
ストレートに質の高い球を返すのが難しくなり、フォアクロスにかえってくる確率をあげ、カウンターを待ち伏せが狙えます。また、ストレートに返って来たとして相手の重心が崩れているため、軽くカットをかける程度でも、甘い球を誘うことができ、こちらの攻撃につなげていけます。
相手のバック側小三角に返したとき
チキータをしようとして、ツッツキもしくはストップでバック小三角に返していきます。相手のバッククロスの質がさがりボールが浮くところを誘い、こちらのカウンターにつなげていけます
以上、チキータからの反撃など、レシーブで攻められないときにカウンターを狙っていく戦術でした。是非取り入れてみてください。
もっと詳しく知りたい方は以下の動画をご覧ください。