マラソンシーズン真っ只中!レースに向けて練習している方も多いのではないでしょうか?
今回はさらに楽に走るための足首の角度について解説します。何年も走り続けてきたランナーは足首の動きはほぼ無意識だと思いますが、中には足首の動きに変な癖がついてしまっている方がいます。足首のちょっとした無駄な動きを減らすだけでも、走り方や楽さが大きく変わることがあります。というわけで、以下の解説を見ながら、今一度足首の動きを確認してみてください。
足首は常に背屈
走っている時のつま先の向きに注目してみてください。つま先が下を向く、つまり足首が背伸びするように伸びている瞬間はありませんか?この動きが実は無駄な動きなんです。
走っている時の足首は常につま先が前を向いている状態が理想。背伸びをするように足首が伸びている状態を「底屈」、反対につま先が上を向くような状態を「背屈」と言いますが、走っている時は常に足首を背屈させましょう。
スネが疲れるほど頑張り過ぎないことが大切
とは言うものの、背屈を頑張りすぎてスネが疲れてしまうという方が多いんです。それは間違っているわけではなく頑張りすぎ。何事も「適度」が大切です。
意識しすぎると当然背屈のために使う筋肉が疲労します。そのため、つま先を上げる意識ではなく、つま先を「下げない」くらいの意識が良いかもしれません。足首を自然な角度で固定できるよう、ジョグをしながら力加減、感覚を探ってみてください。
腿上げで意識付け
足首の角度の意識付けとして、走る前に腿上げを取り入れましょう。ここで意識することはつま先が前を向いている状態、足首が90度の状態で腿上げを繰り返し行うことです。
これをさらに意識しやすくするには、横から見た時に左右の足の形が数字の「9」のような形になるよう膝を上げていきましょう。(動画3:33~)
正しい足の上げ方ができると、体の中心部分から足を引き上げるような形になるため、腿上げでもお腹付近の筋肉を使う感覚が得られると思います。
既に足首を伸ばす癖がついている方は、感覚がなかなかつかめないかもしれませんが、走る前に腿上げを行って、少しずつ感覚を養っていきましょう!
それでは動画をご覧ください。