
運動量や食事量を大きく変えなくても、日々の食事選びや水分のとり方を工夫することで、消費エネルギーを高めることが期待できます。太りづらい人や体型を維持しやすい人は、こうした行動を自然と取り入れているのかもしれません。今回は、運動量を増やさず、食事量を減らさずに、体脂肪がつきにくい身体づくりを目指す方法を説明していきます。
加工食品と未加工食品
ポイントは身体に余計な効率を与えず仕事をさせることです。
加工食品と未加工食品で消費エネルギーが変わります。食事誘発性熱産生によるエネルギー消費を測定したところ約50%の差が生まれました。
これは消化コストの差によるもので、食事誘発性熱産生の中身を分解すると、咀嚼、胃腸運動、消化酵素の分泌、栄養の分解、再合成、肝臓での代謝処理、これら全てATPを消費する生理反応なのでエネルギーがかかるコストとなります。食事誘発性熱産生が上がることで日中の消費カロリーを上げることができます。
未加工食品は原材料、加工食品は完成品となり、身体にとって材料は分解、酵素動員、再構築が必要でエネルギー消費が増え、完成品は細かく分解済みで吸収しやすいのでエネルギーをほとんど使いません。
簡単にいうと加工食品は身体をサボらせる食事ということになります。
水の飲み方で代謝コントロール
空腹時に500mlの水を飲むと1時間程度代謝が向上したという報告があります。
水を飲むだけでも消費エネルギーが減る、と聞くと魔法のように聞こえますが、空腹時に冷水を飲み、この冷水を体液として利用するために、熱を発生させるというふうに考えれば自然な流れだと思います。
どちらも数値としてはわずかですが、ダイエットは日々の積み重ねです。小さな数値でも、前述した両方を実践して生活すると、年間で脂肪13㎏分の消費エネルギーになる計算です。
ちょっとした工夫をシステム化して、オートマチックにできれば脂肪がつきづらい身体になれるかもしれません。身体の機能をサボらせないような生活習慣がとても重要ですね。




