
秋になり、陸上競技のシーズンが終わりに近づくと、冬季練習に向けて何をすればよいのか迷う人も多いのではないでしょうか。
実は、シーズン終了後から本格的な冬季練習に入るまでの「移行期」は、来シーズンの成長を左右する大切な期間です。
この記事では、移行期の基本的な考え方や休養の取り方、冬季練習に向けた準備のポイントを紹介します。
短距離走の「移行期」とは?冬季練習前の大切な準備期間
短距離走では、秋のシーズン終了後から冬季練習が始まるまでの期間を「移行期」と呼びます。冬季練習は、来シーズンの記録向上に向けて筋力や基礎体力を高める大切な時期ですが、その前に心身の状態を整えておくことも重要です。
移行期の長さは選手やチームの方針によって異なりますが、2週間〜1ヶ月程度がひとつの目安です。
シーズン中に蓄積した疲労を回復させながら、これまでの練習を振り返り、次の目標を考える時間にしましょう。すぐに厳しい練習へ切り替えるのではなく、冬季練習にしっかり取り組むための準備期間として活用することがポイントです。
秋のシーズン終了後は休養も大切!心身をリフレッシュしよう
移行期にまず意識したいのが、身体と心のリフレッシュです。
大会や高強度の練習が続いたシーズン中は、自分では気づかないうちに疲労が蓄積していることがあります。
そのため、移行期には練習量を減らし、必要に応じて数日から1週間程度の休養を設けることも選択肢になります。
また、短距離走以外のスポーツを取り入れるのもおすすめです。サッカーやバスケットボールなどでは、普段の直線的な走りとは異なる方向転換や横方向への動きを経験できます。
こうした活動は気分転換になるだけでなく、身体のさまざまな動きを知るきっかけにもなります。疲労や痛みが残っている場合は無理をせず、回復を優先することが大切です。
今シーズンを振り返り、冬季練習の目標を明確にする
身体を休めるだけでなく、来シーズンに向けた目標設定も移行期に取り組みたいことのひとつです。
まずは今シーズンの自己ベストや大会結果を振り返り、目標を達成できた点と改善が必要な点を整理しましょう。
例えば、100m走で後半の減速が課題だった場合は、トップスピードの維持や走りのフォームなど、改善したいポイントを具体的に考えてみます。そのうえで、筋力強化や技術練習など、冬季練習で重点的に取り組む内容を決めていきます。
単に「速くなりたい」と考えるのではなく、どの能力を高めれば目標に近づけるのかを明確にすることが重要です。移行期の振り返りを、冬季練習へのモチベーションにつなげましょう。
短距離走の移行期は、秋のシーズン終了後から冬季練習に向けて心身を整える大切な期間です。疲労を回復させるだけでなく、ほかのスポーツで身体を動かしたり、今シーズンの課題を振り返ったりすることもおすすめです。
来シーズンに向けた目標を明確にし、冬季練習を充実させるための準備を進めていきましょう!





