2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表に選出されたラーズ・ヌートバー選手は予選から全力プレーが目立っている注目の選手です。特に、走塁においては内野ゴロであっても手を抜かずに1塁ベースを駆け抜けている姿を目にした人は多いのではないでしょうか。
2023年3月9日に行われた中国戦では、1塁駆け抜けを全力疾走し、相手のミスを誘う場面が2回ありました。まずは当時の動画をご覧ください。(1:36-2:34)
【WBC】切り込み隊長ヌートバーが走攻守で躍動!好打やファイン•プレーの全てをまとめました!【3/9侍ジャパンvs中国】
2回ともファーストがファンブルし、その後の動作を慌ててしまいミスに繋がっています。アウトだと決めつけず、最後まで全力で駆け抜けることの重要性がわかる動画です。
それでは、1塁駆け抜けのポイントを紹介します。
ベースの右角を踏む
まず1塁を駆け抜けるときは、なるべく左足でベース手前の右角を踏むようにしましょう。1塁ベースを相手のファーストも踏むので、接触を避けるためにも右角を踏むことがおすすめです。
ベースの1m先まで全力疾走
1塁ベースがゴールと考えてしまうと、ベース前で失速してしまいやすくなります。ベースの1m先をゴールに設定し、失速を最小限に抑えましょう。
ベースの5m先で止まる
止まるときは急に止まるのではなく、最後は小股で調整し止まるようにしましょう。小股で減速することで、暴投があったときなどにすぐに動き出せます。
動画の途中で駆け抜けのルールについても紹介しています。(1:27-)駆け抜けをした後にフェアゾーンに入って、相手にタッチされるとアウトということはありません。あくまでもフェアゾーンに入っている状態で2塁に行く姿勢を見せた場合、タッチされるとアウトになります。
このルールを意外と知らない方は多いです。駆け抜けの方法だけでなく、ルールも知っておくことが大切です。
それでは動画をご覧ください。