ランナー膝は、膝に痛みが生じるランニング障害のひとつです。
過剰なランニング時間や距離、ウォームアップ不足や休息不足などが主な原因です。
痛みを放置しておくとその分悪化していくため、早期の治療が必要となります。
膝痛を放っておいたときの影響
走っている最中や走り終えた後、膝を指で押した場合に、膝の外側に痛みを感じたらランナー膝かもしれません。
膝がきしむような痛みを生じ、違和感を覚えます。
走っている瞬間はもちろんのこと、歩行時にも徐々に膝の痛みを覚えはじめ、悪化すると膝周辺が腫れて曲げることもできなくなり、歩行すら困難になる場合も。
初期症状の場合には、安静にして休んでいれば自然に治ることが多いですが、進行していくと慢性的な痛みを生じます。
そのため、早期の治療が重要となります。
早期に治療を開始することにより、症状の早い改善にもつながるため、我慢せずに、痛みを感じたらすぐに治療を行うことが大切です。
ストレッチ方法
- 痛めている足を後ろにクロスし前屈をします。
太ももの裏を伸ばすことを意識し、30秒間キープします。 - 痛めている足を後ろにし、足を前後に開きます。
- 前の足は膝を曲げて両手を置きます。
- 痛めている足を前の足とクロスさせて伸ばします。
- 両足が痛む場合、反対の足も同様に行いましょう。
ポイント
多くのランナーが一度は経験したことがあるともいわれるほど、ランナー膝は、ランナーにとっては一般的ともいえる膝トラブルです。
膝が痛いと感じると膝だけを気にかけてしまいがちですが、実は、膝の痛みと密接に関係しているのは「ふくらはぎ」なのです。
ふくらはぎに柔軟性があるかないかによって、ランナー膝になりやすいかそうでないかの違いは大きいといえるでしょう。
ふくらはぎの柔軟性を高めることが、ランナー膝にならないためのポイントのひとつ。
アキレス腱を伸ばすストレッチも効果的です。
また、お尻の筋力が弱い人も膝に負担がかかりがちです。
簡単にできるスクワットなどを日頃から取り入れると良いでしょう。
走った後は、しっかりとストレッチを行いましょう。
痛みを我慢しないこと、ランニングフォームの見直しなど、足への負担を意識しつつ走ることが大切ですね。
動画引用元:ランナー膝を解消するストレッチ☆
【参考サイト】
ランナー膝
プロがレクチャー! ランナー膝を改善するたったひとつの簡単ストレッチ
こんな痛みの時は要注意!整形外科医が語る代表的なランニング障害5選