ランニングを始めたばかりのランナーに起こりがちなのが、走行中に腰が痛くなること。
原因は、走行中のフォームが反り腰になっているからかもしれませんよ。
今回は、ランニング中に腰を故障しないための、反り腰改善方法をご紹介します!
反り腰で走ることのデメリット
ランニングやマラソンでは、足が自然と前に出やすくなる、前傾姿勢のフォームをとるようにとよく言われますよね。
確かに、走る時の前傾姿勢は重要なのですが、中には正しい前傾姿勢がとれておらず、反り腰の状態で走っている方を見かけます。
反り腰とは、腰や胸だけが前に出て骨盤が後ろに落ちてしまい、腰の筋肉が縮んでしまっている状態のことです。
走っている時の足の着地の衝撃は、筋肉が収縮しているところに最もかかってしまうので、反り腰になっていると腰にばかり負荷がかかり、腰を痛めてしまうおそれがあるのです。
また、腰を痛める以外にも、体を前に進める力が後ろに流れてしまい、うまくスピードが出ず、無駄に足が疲れる原因にもなります。
どちらにしても、反り腰で走ることに良いことは1つもないので、早急に改善することをおすすめします。
反り腰を改善させる方法
反り腰を改善するためには、正しい前傾姿勢をとれるようにする必要があります。
正しい前傾姿勢とは、「骨盤が前傾している=骨盤が立っている」姿勢のことです。
「骨盤が立っている状態」と聞いて「背筋がまっすぐなこと」と勘違いする方もいるかもしれませんが、ただ背筋をまっすぐにしただけでは骨盤は立ちません。
むしろ、姿勢を良くしようと意識しすぎて、逆に反り腰になってしまう危険性があります。
骨盤が立っているというのは、骨盤の上に体がのり、上半身が下半身にしっかり支えられている状態を指します。
腹圧が足りないと、骨盤がゆるんで体がしっかり上にのりません。
腹筋力を鍛えることで、反り腰になるリスクを下げることができますよ。
反り腰を改善するためのポイント・注意点
腹筋力を鍛えて骨盤を立たせることが、反り腰の改善になると前述しましたが、骨盤の上に体がのる感覚がつかめていないと、腹筋を鍛えても何の効果もありません。
普段から体をまっすぐ伸ばし、上半身が下半身にしっかり支えられている感覚を身につけましょう。
鏡で自分の姿勢を見ながらやると、より骨盤の状態を意識しやすくなりますよ。
胸を張るのではなく、胸を上に伸ばすように立つことを意識するのもおすすめです。
健康のために始めたランニングで、腰を故障してしまうと本末転倒です。腰に無駄な負担をかけないためにも、ご自身のフォームを見直して、反り腰を矯正しましょう!
下記にわかりやすく開設されている動画がありますので、ぜひご覧ください。
※〜3:30までを参照としております。