野球、サッカー、バスケ、陸上。様々なスポーツにおいて、足がもう少し速ければ追いついたのにと思う場面や、学校の50m走やリレーなど、足の速さが求められる場面は多いですよね。
どうやったら、足が速くなるのか。
足を速くするトレーニングや走り方などはもちろんありますが、食事面でも足を速くする秘訣はないのか。
私が目をつけたのは、世界新記録など次々に更新していき、人類最速の男と呼ばれたウサイン・ボルトです。
下記は、ボルトが北京オリンピックで世界新記録を打ち出した時にインタビューに応じたボルトの父親のコメントです。
ウサイン・ボルト(21)が、9秒69の世界新記録で金メダルを獲得した。ボルトの世界新Vについて、ジャマイカに住むボルトの父は子どものころから食べていたヤムイモの力に感謝しているだろう、と語った。ボルトはジャマイカ北西部産のヤムイモが大好物で、特にヤムイモに薬効成分があると信じられているという。
出典:日刊スポーツ
コメントにある「ヤムイモ」とは?
正直、日本人には聞き慣れない食材です。ヤムイモはアフリカや熱帯アジア、ラテンアメリカなどで主食として用いられているそうで、日本で言うところの「山芋」になります。
山芋であれば馴染みがありますが、山芋と足の速さがなかなか結びつきませんよね。
ある博士が、ボルトなどジャマイカ人の足の速さに目をつけて研究を行い、その博士もヤムイモについて言及しています。
ジャマイカの人々が幼少の頃から主食としているヤムイモ(ナガイモや自然薯等の総称)だ。
ヤムイモには「ジオスゲニン」という成分が含まれている。ジオスゲニンには、「若返りホルモン」とも呼ばれる「デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)」と同じような働きがあるという。禁止薬物のテストステロンなどと同じステロイドホルモンであるDHEAは、その効果からドーピング成分に指定されている。選手がDHEAをそのまま摂取すればドーピングになるが、ヤムイモを食べることでジオスゲニンを摂取する分には問題がないとされている。
上記を読むと、ボルトが大好物だったヤムイモに含まれている、「ジオスゲニン」に足の速さの秘訣があったのかもしれませんね。
ただ残念なことに、日本の山芋のジオスゲニン含有量は約1%と、かなり低いです。。
しかし山芋には、酵素が大根の約3倍たっぷり含まれているので、新陳代謝を活発にさせたり、疲労回復の効果もあると言われていて、体を整える栄養素がたくさん含まれています。
大切な試合前や、50m走のタイム測定前など、足の速さが求められる前に、山芋を多く使った食事を食べることも重要ですが、普段から積極的に食べることをおすすめします。
またはジオスゲニンが含まれたサプリメントも販売されており、効率的に摂取したい方はサプリメントが良いかもしれませんね。
下記に山芋を多く使ったレシピをご紹介します♪
【★山芋のレシピ★】
■大胆!山芋たっぷり焼き★
出典:クックパッド
■食感が楽しい!山芋ステーキ
出典:Rakutenレシピ
■山芋とソーセージのグラタン★
出典:クックパッド