「卓球はタッチが大切」という言葉を、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
今回は、吉村真晴選手が実践するループドライブに対して、フォアハンドでカウンタードライブするときのタッチについてご紹介します。
吉村真晴選手とは?
2019年、張本智和選手の代打として、石川佳純選手と混合ダブルスに出場し、話題となった吉村真晴選手。
大会では惜しくも決勝で敗れるも、みごと銀メダルを獲得し、今後さらなる成長が期待される選手のひとりです。
フォアハンドカウンタードライブの大切なポイント
では、吉村真晴選手が実践している、ループドライブに対してフォアハンドで返すカウンタードライブについてみていきましょう。
- 1つめの大切なポイントは、自分の回転にして飛ばすことで相手の回転に引っかかり、オーバーするというミスをなくすために、ボールの上を「ガツン」とこすりながらカウンターすることです。
吉村選手は実際に、頭の中で「ガツン」と言いながら打つこともあるそうですよ。 - 2つめに大切なポイントは「背中」。
カウンターをするときは、ひじから背中に力をためるように意識します。
このとき手で引いてしまうと、ボールが伸びたときにコンパクトに返すことができずに、つまってしまうのだそうです。 - 3つめのポイントは、ボールに対してのアプローチの角度に気を付けることです。
ラケットの面が立っていると回転がかかりにくいので、面をかぶせて自分の回転にするイメージで相手へと返します。
そして、目線を低くすることで、どのボールに対しても攻撃ができるように、イメージチェンジをすることも意識しているといいます。
まとめ
最後に、今回のポイントをまとめてみましょう。
ループドライブがきたらバックスイングでひじと背中にパワーをためて、斜め上に振り出します。
このときに、強く「ガツン」と打つのが吉村真晴選手のタッチの特徴。
そうすることで、ループドライブの回転の影響を受けずにカウンタードライブをすることが可能となります。
また、このときにラケットの面をかぶせてボールの上をとらえることで回転がしっかりとかかり、打球を安定させることができますよ。
こちらの動画で、より詳しい解説がされています。
吉村真晴選手のタッチを参考に、フォアハンドカウンタードライブの練習をしてみてくださいね。