本記事では、NBAのブルックリン・ネッツの渡邊雄太選手の高いシュート成功率の土台となっている、シュート時のステップのリズムについて解説していきます。
身長206cmという体格でありながら、ドリブルでのカットインやスリーポイントシュートも得意とする渡邊雄太選手。2022-2023年シーズンはNBAトップレベルに食い込むスリーポイントシュート成功率を叩き出し、最終的にはキャリアハイとなる.444という数字を残しました。
シューティング能力に磨きをかけた渡邊雄太選手。その要因は、シュート前の動作の変更にありました。渡邊雄太選手のシュートフォームについて学びながら、シュート成功率を上げるための動作について考えていきましょう。
これまでは両足でジャンプを踏んでから
以前、渡邊雄太選手はパスをキャッチすると同時に両足で小さくジャンプをし、シュートモーションに入っていました。両足でジャンプをすることで、床からの反力をシュートに乗せることができるというメリットがあります。
1つ目のポイントは、身体の前でドリブルをすることです。ドリブルを突くとスピードが遅くなってしまうという人は、ドリブルが自分の身体か横か後ろになっていることが多いです。そのため、前にドリブルをしていく意識を持つと良いでしょう。
片足ずつ1、2のリズムで打つフォームに変わった
しかし、渡邊雄太選手のパスを受け取った後の動作は、両足でのジャンプから、片足ずつのステップに変わりました。動画を観ると、パスをキャッチした後に、片足ずつ1、2のリズムでステップを踏み、シュートを打っていることがわかります。(動画 1:08〜)
片足ずつステップを踏むことで、シュートまでのリズムを整えやすくなります。スリーポイントやミドルレンジのシュートの成功率を上げるためには、
今回は、渡邊雄太選手の高いシュート成功率の要因を探っていきました。安定してシュートを決めるためには、自分のリズムで、かつ練習と同じフォームや力感で動作を行う必要があります。
そのために、パスを受け取った後に片足ずつ1、2とステップを踏む動作は、自分のリズムを作ったり、整えたりしやすい動作です。
しかし、1番重要なことは自分にあった動きを見つけることです。渡邊雄太選手をはじめとしたトッププレーヤーの動きを学び、真似をする中で自分にあったシュートフォームを身につけてみてください!