本記事では、Bリーグの横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝選手のスティールの技術について解説します。
河村勇輝選手はスピード感溢れるドリブルが武器のポイントガードですが、相手選手の隙を突いたスティールも得意にしています。Bリーグの試合では日本を代表する選手相手に、日本代表でプレーした時には世界各国の猛者相手にスティールを決めています。
相手のボールを奪うことで、相手チームの攻撃を止めるだけでなく、自分のチームを勢いづけ、試合の流れを変えることができます。今回は、河村勇輝選手のプレーから学ぶスティールのコツを紹介します。
コンタクトをしてハンドリングが弱まる瞬間を狙う
まずはじめに、主導権はオフェンスにあるという認識を持つことが大切です。オフェンスは自分の意思で動くことができます。そのため、オフェンスの動きを見極め、そのタイミングを狙うことが重要です。
しかし、オフェンスとディフェンスの主導権が変わる瞬間があります。オフェンスがディフェンスに主導権が移る瞬間は、コンタクトをして止められた時です。コンタクトをすると、オフェンスは自分の意思で動けなくなるため、ハンドリングが弱まり、ボールコントロールを失いやすくなります。そのため、このタイミングを狙ってスティールをすることが効果的です。
河村勇輝選手がスティールを成功させたパターンを見ると、コンタクト後をに成功させたプレーが多くなっています。
最初からスティールを狙わずに、チャンスを伺う
ただし、最初からスティールを狙いにいくのではなく、チャンスが来たら狙うことが大切です。
また、スティールを狙うためには、フットワークと体幹も重要です。コンタクト後、相手選手は再び距離を置くためにステップを踏んだり、押し返したりしてくることが予想されます。その時、相手との距離を維持するために、素早くステップを踏んだり、相手の力に負けず体勢を維持しなければなりません。
さらに、オフェンスの時の感覚を熟知することもスティールの成功につながります。相手がどのような動きをすると止まりやすくなるのか、どのようなタイミングでボールを放つのかを把握することで、スティールのタイミングをより正確に見極めることができます。
以上のように、スティールを狙うためには、上手なコンタクトを使って相手のハンドリングを弱め、相手からボールを奪うことのできるタイミングをつくることが重要です。河村勇輝選手はこれらのテクニックを使いこなし、ここぞの場面でスティールを成功させてきました。
ぜひ皆さんも、河村勇輝選手のようなスティールで、試合の流れを変え、チームを勝利に導いてください!