前後左右に放たれるボールに追いつき、打ち返す。自分の打ちやすいボジションにボールを迎えるために素早いステップが必要です。キレと表現する巧みで素早い動きを獲得するために卓球選手はどんなトレーニングを行うのでしょうか?
今回は、卓球選手のトレーニングについて最後の動画を元に解説していきます。
キレを出すトレーニング
30m走×10本
全身のトレーニング、上半身と下半身の連動を高めることと、ハムストリングスなどのスピードに繋がる筋力強化などを目的として行います。
足裏全体で地面を蹴る、接地時間を短く、腕を振ることを意識する事がポイントです。
ウエイトトレーニング
筋トレで重要な事は、重さよりもフォームを意識することと効かせたいポイントにちゃんと効いているか?を感じる事です。トレーニングは、同じ動きでも意識次第で効果が全く異なる事を覚えておきましょう。
①フロントランジ
出した足の膝が90度になったら、素早く地面を蹴り返すイメージで行います。スピードと瞬発力をつけていきたいと思っている場合は、軽量で素早く行うという選択も良いのではと考えています。
②片足ハムストリングス強化
片手にダンベルを持ちながら、片足立ちでバランスを取りながら床と胸が平行になる位置まで下げます。軸足を伸ばしたままバランスを取ることでハムストリングスが強化できます。
③インバーテッドローイング(斜め懸垂)
背中で引き寄せる意識で行います。バーに胸がつくように上げます。
④ベンチプレス
大胸筋のトレーニングです。持ち手の幅や引く位置を変える事で刺激を変えます。
筋肉や身体の使い方は意識だけで効果が大きく異なります。キレを出すためには、切り返し動作など俊敏な動きが必要であり、今回の松平選手の場合「足の接地時間を短く」「ランジも地面に足がついたら素早く戻る」など終始一貫して速く動く事を意識しています。
ぜひ、狙った効果を出せるトレーニングをやってみてください!
それでは動画をご覧ください。