他のスポーツに比べて、体が大きく体重も重い選手の運動量を上げ、且つ怪我がないように維持する事は非常に難しいことです。各選手が自分自身に足りない部分を補うための個別練習をしながら、チームとしてもパフォーマンスを上げるために日々トレーニングに励んでいます。
今回は、ラグビー日本代表チームの選手が行っているトレーニングについて最後の動画をもとに解説していきます。
サッカーボールのリフティング
中村選手と齋藤選手が行っているリフティングですが、二人とも専門種目でないにも関わらず、とても上手にリフティングをします。齋藤選手は3歳からラグビーを始めているそうですが、おそらくラグビー以外にも色んな競技や動きを小さい頃から学んでいたのではと思います。
スキャモンの発達曲線によると、神経系の発達は12歳までにほぼ完成すると言われており、運動の習得が早いゴールデンエイジという期間が存在します。ラグビーに取り組むだけではなく、子供の時期は様々な動きを経験させてあげる事が、結果的に専門種目の競技性向上に繋がります。
反射神経トレーニング
光を利用した反射神経のトレーニングを行っています。目の前に置かれた機材がランダムに光り、それを追っていきながらトレーニングします。
動画内では、上半身だけで行っていますがアジリティトレーニングと組み合わせたり、ビジョントレーニングのような使い方、周辺視野トレーニングなど、アスリートに欠かせない能力を鍛える事が可能です。
ウエイトトレーニング
動画内にて選手が行っているウエイトトレーニングを紹介します。
●インクラインローイング
ジョネ・ナイカブラ選手が行っている広背筋トレーニング。腰への負荷を軽減しながら、広背筋を刺激することができ、またベンチの角度を変えることで刺激の方向を変えたり、バーからダンベルに持ち替えて行うなどアレンジが出来ます。
●ヘックスバーを使ったデッドリフト
身体全体を使って重りを上げることで、広背筋や大臀筋、ハムストリングスなどを効率的に鍛える事が出来る種目。ヘックスバーを使う事で、背中が丸まったり、腰にかかる負荷を軽減しつつ、重量を挙げる事が可能です。
何気ない動きでも、実は技術向上に役立つ情報があります。ぜひ日本代表チームの動画を参考に、技術向上に役立ててみてください。
それでは動画をご覧ください。