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ラグビー 名門 東海大仰星高校 湯浅大智監督が語るラグビー観 個人スキル練習7割 「伝える」ことではなく「伝わる」ことを意識|花園

ラグビー 名門 東海大仰星高校 湯浅大智監督が語るラグビー観 個人スキル練習7割 「伝える」ことではなく「伝わる」ことを意識|花園

創部1984年、部員数100名を超える東海大仰星高校は、言わずと知れたラグビーの名門校です。第102回全国高校ラグビー選手権にも4大会連続22回目の出場しています。

強いチームはなぜ強くいられるのか?

今回は東海大仰星高校の監督である湯浅大智監督のインタビュー動画をもとに「練習や指導方法・方針」について詳しく解説していきます。

高校生の段階で戦術は必要か?

戦術そのものを教え込んでいく事は重要ではありますが、ラグビーの原理原則や本質を理解させることが出来てこそ戦術が生きると考えているそうです。

ボールの争奪であること、格闘技的要素、陣取り合戦の要素、これらがわからないと戦術の意味がわからない、そのため、先にその点をティーチングする事を優先していると湯浅監督は話しています。

チーム戦術と個人のスキルの練習バランスは?

基本的な考えとして、東海大仰星のラグビーが全てではないので、少なくとも個人のスキルにボディコントロール、ボールコントロールが出来ていないと、グループになった時に力を発揮できません。だからこそ、練習の7割を個人のスキルに当て、残り3割をチームの練習という割合で行っているそうです。

学校的には、グラウンドが半面であったり中高生が一緒に練習するという環境から、チーム練習が出来にくいという状況はありますが、東海大仰星での練習が基礎になって、他のチームや違うコーチに指導を受けた時でも対応できるベースを作ること、その年代をお預かりしているものと考えている、と語っています。

戦術を伝える上で工夫している事は?

基本的には「言語化をきちっとすること」なんとなくこの辺りに立つ、というのではなく、その角度、目線の向きなど細かい事も具体化するようにしていると話しています。

東海大仰星でしか通じないかもしれませんが、共通言語を作ること。いつも大切にしているのは「伝える」ではなく「伝わる」かどうか、伝えるだけだと発信で終わってしまうが、「それは伝わったか?」と選手間の会話に問いかける事で考えるきっかけを作ることを意識しているとのこと。

監督としては、いかに「コーチを増やすか?」、監督・コーチがいないところでも選手自身が周りの人をみてコーチをできる能力を培い、ラグビースキルを上げていく、そんな教育を心がけているそうです。

それでは動画をご覧ください。

参照元:高校ラグビー名将「湯浅大智」先生のラグビー観を探る

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