東福岡高校ラグビー部は1955年創部の部員数は150 名、全国高校ラグビー大会に23大会連続33回出場し、2022年は6大会ぶり7回目の優勝を果たしました。校舎の横に専用のラグビー場を完備するなど非常に良い環境を備えた学校です。
強豪が、強豪であるためにどんな練習を行っているのか?
今回は最後の動画をもとに、東福岡高校ラグビー部の練習や監督の考え方を解説していきます。
1日の平均練習時間は、たった2時間
朝から晩まで練習してこそ全国制覇が見える。そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。東福岡高校は平均2時間のグラウンド練習と想像より少ない練習時間です。
しかし、そこに強豪であるエッセンスが入っています。ある日の練習メニューは以下の通りです。
15:50 ハンドリング7分×2回
16:08 ワットバイク&ラン5秒×5回
16:15 コンタクト25分
16:42 ゲームドリル3分×4回
17:00 チームラン25分
17:28 ユニット/自主練
18:00 終了
実践で使う事をイメージした練習
通常ハンドリング練習はパスだけで練習したりする事も多いのですが、実践と同じ状態でパスを出す練習形式にしています。
続いてワットバイク&ランですが、走る練習では地上で足の回転数を上げられないため、バイクを使って足の回転数を上げる事を覚えさせてから、1歩目からトップスピードを出す練習としてダッシュと併用しています。
タックル練では、タックルで倒した後に別のキャリアーを追いかける所まで行い、次のアクションに移る所まで想定した練習をしています。
ラグビーの試合は60分 だから練習も短く
東福岡高校の藤田監督曰く「高校ラグビーは前後半60分、人間の集中力は90分が限界」と考えているそうです。
短い時間の中でいかに強度の高い練習が出来るかを考え、週に1回は休みを取らせて高校生としての生活も大切に出来るように指導しているそうです。遊びも自分を高めること、そしてそれを結果に繋げるマネジメントを高校生の時から身につけてほしいとの想いから、このような指導を行っているとのことです。
強いチームには、強い理由があります。自分のチームに生かせるポイントを吸収して、ラグビー界を盛り上げましょう!
それでは動画をご覧ください。