トレーニングには原則原理があることを知っていますか?
トレーニングの基本中の基本です。これを理解したうえでトレーニングを行っているかどうかで、トレーニングの方法が変わることはもちろん、トレーニング中の意識も変わるため、トレーニング効果にも大きく影響します。
調べると情報はたくさん出てきますが、そもそもこういったものがあるという事を知らないと調べようがないですよね。
基本過ぎて意外と説明される機会が少ない原理原則。今回は基本に立ち返ってトレーニングの3原理5原則のうちの3原理について解説します。
トレーニング3原理
過負荷の原理
トレーニング効果を出すためには負荷を上げていかないといけないという原理。
例えばベンチプレス60kgで1年間行っていたとして、その負荷に慣れてしまっているけど負荷を変えていない場合、それ以上のトレーニング効果は望めません。61kg、62kgと重さを上げていったり、回数を増やしていくなど、楽に出来るようになったら負荷を上げていくということをしないと、成長はそこで止まってしまいます。
ただし、負荷を上げたことでフォームが崩れてしまったり、トレーニングの可動域が狭くなってしまわないように注意しましょう。
特異性の原理
簡単に言うと、トレーニングで行った動作やトレーニングを行った部位にしか効果は出ないという原理。
腕立て伏せをしたからと言って足は速くなりませんし、有酸素運動をしたからと言って瞬発力は鍛えられません。
この原理は特に、競技に打ち込んでいる人は知っておく必要があると思います。ウエイトトレーニングを頑張ったからと言って競技のパフォーマンスアップには直結しないケースがほとんどです。ウエイトトレーニングで体の土台を作り、その体を競技に適応させるためのトレーニングはまた別で必要になるということです。
可逆性の原理
トレーニングを辞めてしまえば体は元に戻るという原理。
どれだけ筋トレを頑張って筋肥大させても、あるタイミングで筋トレを辞めてしまうと元の体に戻ります。だからこそ、筋トレは継続が大切なんです。
言われてみると当たり前のように感じますが、意外に知らないと落とし穴にはまります。原理原則をしっかり理解したうえでトレーニングを行いましょう!