皆さんはイチロー選手や元中日の英智選手のレーザービーム集を見たことはありますか?外野手のレーザービームでランナーを刺した時ほと気持ち良い場面はありませんが、何でもかんでも外野手が一人でランナーを刺しに行くのは無理がありますよね。捕球位置が深かったり、体勢が悪い時は内野手のカットプレーが必要となってきます。今回は内野手のカットプレーで気をつけるべきことについて紹介していきたいと思います。
まず内野外野関係なく守備側の意識として、早く目標のベースまでランナーよりも先に送球する必要があります。特に外野手は強い送球を投げるために捕球してからステップに時間をとっているプレーヤーを良く見かけますが、そのステップをしている間にランナーは2〜3m進んでいます。ギリギリのクロスプレーになった場合、その2〜3mの許した進塁がランナーの生還を許してしまうこともあるのです。つまりいかに無駄を省いて目標のベースまで投げるかが鍵となっています。
その観点も含めて内野手のカットプレーについて考えていきましょう。
ポイントは
・正面を向いて外野手を呼ぶこと
・送球を受ける時には半身になること
・送球を取りにいかないこと
・足が止まった状態で送球を受けないこと
の四つです。
一つ目の正面を向いて外野手を呼ぶことは、外野手の送球する目標である自分を大きく見せて投げやすいようにするという工夫があります。そして最初から半身だと自分の背中側に来た送球に対して反応が遅れてしまいます。正面を向いておいて、外野手の送球が逸れた時には足を運んで対応をしてあげることが次のプレーにも繋がってきます。
二つ目の送球を受ける時には半身になることは、外野手を呼ぶ時には正面だった身体をいざ送球が来た時には半身にしてボールを受けることで次の自分の送球へ早く移ることができるという意味で行う必要があります。経験の浅い内野手や少年野球の子供達でこの部分が出来ていないことがあるので気をつけてください。
三つ目の送球を取りにいかないことは、半身になった身体の正面で送球をもらうことを意識することが大切です。よく見られる動きとして外野手の送球を腕を伸ばしてもらうカットマンがいます。この状態だと次の送球に移るのに無駄な時間を割いてしまいます。少しでも無駄を省くことを内野のカットマンは心がけましょう。
四つ目は足が止まった状態で送球を受けないことです。足が止まっていると次の送球へ移る時に余計なステップをいれないと投げることができません。足を動かして送球を受けながらステップを踏む(どちらか片足が浮いている状態)と流れ良く送球することが出来ます。
カットプレーが上手に出来るようになると走者の余計な進塁を防ぐことが出来て、失点を防ぐことにも繋がります。内野手の方は意識して取り組みましょう。
動画も参考にしてみてください。