柔道で勝負が終わる判定をご存知ですか?名前を一本といいます。投げ技で相手を仰向けに投げた時、絞め技・関節技で相手が参ったした時などに判定の一本が決まります。
勝った方は一本勝ち、負けた方は一本負けと言います。実際に競技をやる場合にも、柔道を観戦するときも一本の定義がわかると、もっと柔道を楽しめること間違いなしです。今回は柔道の判定一本について解説していきます。
立ち技で一本になる4つ要素
立ち技で一本と判定されるためには、4つの要素があります。
- 背中をつく
- 力強さ
- スピード
- コントロール
この4つです。4つの要素が全て満たされた場合一本と判定されます。
背中がつくの基準
背中がつくについて解説します。背中がつくとは一度に背中全体がつく必要はなく、肩からはじまって背中の真ん中を通るということが必要になります。
例えば右肩からついて、その後連続して真ん中を通って、左の腰に到達する。というのが背中がつく判定になります。ただ、横受身の場合、背中の真ん中を通ってないが、一本と判定されることが多いです。
2023年のルールだと背中の真ん中を越えないと背中がつくとは判定されないということになっています。
「バーン」という投げられた時の感覚が必須!力強さとスピードとは
力強さとスピードについて説明します。ある程度の速さと強さがないと一本と判定されません。背中がついた場合でも、ゆっくり背中がついた場合は一本と判定されません。
今のルールだと力強さとスピードと言われてますが、もともとの講道館柔道試合審判規定では勢いと弾みという言葉が国際柔道連盟試合判定規定の文言となった時に、勢いと弾みの文言が力強さとスピードに変わりました。
日本人が持ってるような投げられた時の「バーン」という感覚でみてもらえれば問題ありません。
コントロールについては次回の「試合が終わる判定 一本について解説 立ち技編②寝技編」にて解説します。
上記を参考に実際に柔道の一本の基準を確認してみましょう! それでは動画をご覧ください!
参照元:柔道のルール「一本」についてわかりやすく解説 #judo #rule #ippon #柔道 #ルール #国際柔道連盟試合審判規定 #一本