心身ともに幅広く効果的な「火の呼吸」。
集中力アップや血液循環だけでなく、恐怖心に打ち勝つなどメンタルにも働きかけるといわれています。
火の呼吸をマスターして心も体も元気になりましょう!
火の呼吸の基本
まずは、あぐらをかくように両足をクロスさせた体勢で背筋を伸ばして座り、深呼吸をして呼吸を整えましょう。
鼻から息を吸い込みお腹を膨らませ、腹式呼吸をしていきます。
呼吸する速度は徐々に早くしていきます。
この時、呼吸を途中で途切れさせないように意識しましょう。
呼吸しながら、みぞおちあたりにエネルギーが集中していることを感じてください。
最初のうちは1分に60回の呼吸を目標に、慣れてきたら120回~180回を目指しましょう。
60回でも苦しい場合は、30回を目指して行いましょう。
無理せず、自分が可能なペースから始めてくださいね。
合わせて行いたい「ムルバンドゥ」
火の呼吸の終わりに合わせて行いたいのは「ムルバンドゥ」。
まずはお腹を使って呼吸を吐きながらお腹をへこませ、生気を絞るようなイメージをします。
そうしたなら、肛門を締めながらエネルギーを上に引き上げましょう。
この状態を3~5秒キープし、自然に息を吸っていきます。
ムルバンドゥは横隔膜のコントロールの他、内臓のマッサージや呼吸のコントロール、体幹の強化など身体面への働きかけ、さらには精神のコントロールにも効果的なのです。
火の呼吸とセットで行いましょう。
火の呼吸はタイミングが何よりも大切です。
腹筋を良く使う呼吸法ですので、満腹時を避けできれば空腹時に行いましょう。
妊娠中や、体調の悪い時も厳禁です。
自分にとって無理のないペースで行うことに注意を払いましょう。
下記に詳細な解説のある動画がありますので、ぜひご覧ください。
動画引用元:日の呼吸: 火の呼吸 – クンダリニー・ヨーガー