自分に向かってくる打球に恐怖心を覚える内野手は少なくありません。
侍ジャパンで活躍しており、ゴールデングラブ賞6回受賞した日本で最高峰のセカンド、広島東洋カープの菊池涼介選手も
「正面のゴロが一番難しい」
と述べています。
あの菊池選手が難しいとおっしゃっているので、本当に難しいのでしょう。
私が思うのは、普通の正面のゴロではなく「球足の速いゴロが正面に来た場合」が特に難しいと感じます。
皆さんはいかがでしょうか!?
正面の打球が飛んできたとき、足が止まってしまうことがあります。
足が止まる理由は人それぞれだと思いますが、正面にボールが飛んで来るイメージを持っておらず「不意を付かれた」「驚いた」「びっくりした」から、足が止まってしまうのでは無いでしょうか。
これは私の勝手な意見ですが、ボールが飛んで来るイメージは、正面よりも左右の方を意識しています。
足が止まると何がデメリットなのか。
・体が固まる
・力が入る
・捕球動作のリズムを崩す
・捕球のタイミングが掴みづらくなる
主にこの4つがデメリットだと考えます。
また、力が入った状態から送球動作につなげることは、送球ミスに至ってしまうこともあります。
そこで「球足の速いゴロが正面に来た場合」の処理するコツですが、捕球体勢の前に「ボールを一度ラインから外す」事が重要です。
ペアで行えるラインから外れる練習方法を紹介します。
まずは、ゆるい正面のゴロ捕球から始めます。この時、ボールを一度ラインから外し、右から入り、送球動作へ勢いをつけることを意識します。
この時に私的なポイントは「低い体勢を維持すること」です。低い体勢を維持せず、身体を上下させてステップすると、目線がブレてしまいエラーにつながることが多いです。
ただラインから外れる、だけではなく、低い体勢を維持しつつラインから外れ、飛んでくるボールにアジャストさせる事が大事です。
詳しい練習方法は動画をご覧ください。