ランニングを楽しむ上で気を付けたいのが、ケガ。
そこで今回は、ケガなく楽しみたい方やケガをしやすい方に向けて、ケガ予防し、しかもスピードアップまで狙えるランニングフォームについてご紹介します。
セルフチェック
まずは、ケガをしやすいランニングフォームを体感しましょう。
これを体感することで、理想のランニングフォームの感覚がよりつかみやすくなります。
■セルフチェック方法
- 自分がイメージしている重心のポジションで、まっすぐ立ちます。
- その状態から少しつま先を引き上げます。(意図的につま先があがるフォームで走る)
- つま先が上がり、脛が張った状態でランニングをします。
つま先が上がり、脛が張った状態でランニングをすると、柔軟性がなく、非常に走りにくいことが体感できると思います。
このフォームと普段のフォームがあまり変わらない人は、要注意です。
つま先が上がっていると、関節の機能がロックされたような状態となり、特に膝関節の動きが制限されてしまいます。
この状態で走ると、着地の際の衝撃が大きくなる他、足首と膝の力のみで推進しようとするため、足への負担も大きくなり、ケガの原因となるおそれがあります。
また、膝関節の動きが悪くなるとストライドの伸びも悪くなるため、スピードが上がらなくなる原因になるおそれもあります。
ポイントは「足首」
そこで意識するのが「足首」の柔軟性です。
先ほどのセルフチェックの状態から、足首の力を抜いて走ってみましょう。
すると、関節のロックが外れ、膝、関節周りの動きがスムーズになる感覚が体感できます。
足首を柔軟にして走るメリット
膝・股関節周りの動きがスムーズになることによって、着地のときフラットに接地でき、足への衝撃を和らげることができます。
また、ストライドが伸びることによって、スピードアップも期待できます。
おわりに
ケガのリスクが減るだけでなく、パフォーマンスアップまで狙える「足首の柔軟性」。
あらためて、ご自分の足首のやわらかさを確かめてみてくださいね。
さらに詳しい内容は下記の動画よりご覧いただけます。