・ランニングをすると腿が疲れやすい
・ランニングで脚が太くなった
上記のように感じたことがある方は、無意識のうちに足にブレーキをかけながら走っているかもしれません。
推進力をフルに発揮するためのポイントは「前腿(もも)」。
今回は前腿を使わないランニングフォームについてご紹介します。
ポイントは「足の引き上げ」
一般的に「前に進む=足を引き上げる」ときには前腿(大腿四頭筋)使います。
しかし、ランニングにおいてはこの前腿は通称「ブレーキ筋」と呼ばれ、推進力を抑制する働きをします。
つまり、前腿を使って足を引き上げていると、知らず知らずのうちに推進力にブレーキをかけてしまっていることになります。
前腿チェック
- 足だけが筋肉がつく
- ランニング後に前腿が張る/疲れる
- ランニング中の重心がうしろに傾いている
- 膝や足首を痛めやすい
これらに当てはまった方は、前腿を使って足を引き上げているかもしれません。
大腰筋を使おう
「ブレーキ筋」である前腿の変わりに足を引き上げてくれるのが「大腰筋」です。
大腰筋は、上半身と下半身をつなぐインナーマッスル。
前腿を使う代わりにこの大腰筋を使って足を引き上げることで、より楽に、より速く走ることができます。
また、大腰筋をうまく使うことができるようになることで、腿の疲労が軽減され、連動する膝・脚のケガも予防する効果が期待できます。
前腿使わないランニングフォームのポイント
- 重心の中心に着地する
重心がうしろに傾いている場合、前腿による引き上げに頼りやすくなってしまいます。 - 腕を振るのではなく腕を「引く」
上半身と下半身の動きが連動し、大腰筋を使いやすくなります。 - 股関節、膝、足首の機動性を高める
特に股関節の機動性が高まることで、前腿に頼らずに足を引き上げることができます。
おわりに
前腿に頼らないフォームを身につけて、さらなるパフォーマンスアップを目指してください。
より詳しい内容は下記の動画も参考にご覧くださいね。
動画引用元:ランニングで前腿を使わない方法