シータリー呼吸法とは、冷たい空気を取り入れ、体内の温かな空気を排出するという呼吸法のことです。
体の熱を冷まし、のどの渇きを和らげて神経を落ち着かせるのに効果的です。
シータリー呼吸法のやり方
- 楽な姿勢で座り、上半身をリラックスさせ、息を全部吐き出します。
- 舌を筒状に丸めて、「シー」と音を立てながら口から胸にゆっくり息を吸い込みます。
- 肺が冷たい空気で満たされるのを感じながら、軽く息を止め、舌を戻して口を閉じます。
- のどを緩めるイメージで、鼻から温かい空気をゆっくりと吐き出します。
- これを5~10回繰り返します。
シータリー呼吸法のポイント
通常、ヨガでは鼻呼吸が基本ですが、シータリー呼吸法では、口から息を吸い鼻から吐き出すという少し特殊な呼吸法となります。
また、特徴的なのが舌の使い方です。
舌を活用することによって、冷たい空気を取り入れることができます。
そして、鼻から息を吐き出すことで、体内の温かな空気を体外へ排出することが可能となります。
慣れてくれば、立ったままでも歩行中でも行うことができるようになるため、ちょっとした移動時間などにも気軽にできるところがポイントです。
シータリー呼吸法の効果
シータリー呼吸法を日常生活に取り入れることで、得られる効果は非常に多いです。
特に、体を冷やす効果があるといわれており、暑い夏には体温を下げる効果が期待できます。
また、自律神経を整えるのにも効果的で、イライラ・不安などのストレスを感じたときに、気持ちを落ち着かせるために行うと良いでしょう。
頭もすっきりするので、眠気を覚ましたいときやちょっとした気分転換にもおすすめです。
シータリー呼吸法には血圧を下げる効果もあるといわれているため、元々低血圧の方は注意しましょう。
人間は、ストレスを感じると呼吸が浅くなりがちです。
呼吸が浅くなることで、全身に十分な酸素が行き渡らなくなると、よりストレスを感じやすくなってしまうことも。
そんな状況を脱するためにも、ストレスフリーの生活を目指して、シータリー呼吸法をマスターできるといいですね。
動画引用元:シータリー呼吸法【yoggy magazine】
【参考サイト】
ヨガの呼吸法であるシータリーとは?