短距離走で記録更新を目指すなら、ポイントを絞った練習で効果を上げたいですよね。
そこで今回は、つま先の向きに意識を向けたトレーニング方法をご紹介します。
記録更新が思うようにできない!理由はどこにある?
「速く走るためには後ろ足で地面を蹴る!」と思いがちですが、実はこれ、足を後ろに蹴った分、その足を前に運ぶまでに時間がかかってしまうのです。
心当たりのある人は、まずこうしたフォームをしっかり改善することから始めましょう。
速く走るためのポイントとトレーニング方法
- ポイント1前足と後ろ足を同時に入れ替える
速く走るには、足の接地時間を短くする必要があります。
前足の着地と同時に後ろ足が地面から離れ、ひざが高い位置にきている状態がベストといえます。 - ポイント2上げた足のつま先を必ず上に向ける
つま先が下を向いていると足首が緩むため、足運びのタイムロスが生じやすくなります。
走っている間はつま先を常に上に向けておきましょう。
足の“入れ替え力”を高めるトレーニングメニュー
ポイントを踏まえ、トレーニングをしましょう。
やり方は以下のとおりです。
- 両手を上げ、片方のひざをへその高さまで引き上げます。
つま先を上に向けるのも忘れずに。 - 軸足で3回ジャンプ、4回目に左右の足を入れ替えます。
1と2の動きを交互におこない、慣れてきたら次は2回ジャンプで入れ替え、さらに1回ずつ入れ替え、と難易度を上げてください。
低めのハードルを用意してそれらを飛び越えていく練習をすると、より効果的です。
自分の体にしっかりと意識を向けて
フォーム改善は、それまで体が慣れていた体勢をいったん白紙に戻すということでもあります。
慣れるまでは体が思うように動かずストレスを感じることもあるかもしれませんが、ここでしっかりと「どこをどんなふうに動かすのか」と体に意識を向けて、着実に改善していきましょう。
地道なトレーニングも回数を重ねていくことで、必ず体が答えを出してくれるでしょう。