暑い夏には冷たい麺が食べたくなりますよね。
でも、麺だけ食べていては栄養価が偏ってしまいがちに。
そこで、今回はタンパク質も摂れる「なすそうめん」をご紹介します。
そうめんを食べすぎて飽きてしまったという人にもおすすめですよ。
主な材料の栄養素を解説!
薬味のみのそうめんと、なすそうめんでどれだけ栄養価が変わるのか気になりますよね。
なすそうめんの主な材料である、なす・豚肉・みょうがの栄養素について説明します。
なすは90%以上が水分なので、一見栄養がなさそうに思えるのですが、カリウムが豊富な食材です。
カリウムには、体内のナトリウム(いわゆる塩分です)の濃度を排出する働きがあります。
体内のナトリウムが多すぎると、むくみの原因や筋痙攣の要因になる恐れもあるので、塩辛い味付けの料理などを多く食べた場合は、カリウムが豊富な食材を食べた方がいいですね。
豚肉の特徴としては、豊富なタンパク質とビタミンB1を含んでいることです。
タンパク質はアスリートにとって重要な栄養素であることは、すでに多くの人に知られていますが、エネルギー代謝に関わっているビタミンB1も重要な栄養素なのです。
私たちは糖質や脂質で、身体を動かすためのエネルギーを得ていると思いがちですが、糖質や脂質単体ではエネルギーに変換されないので、ビタミン類が必要になります。
豚肉に豊富に含まれているビタミンB1は、糖質をエネルギーへ変換するときに使われる栄養素です。
効率よくエネルギーを得るためには、ビタミンB1は不可欠ですね。
最後にみょうがについてです。
みょうがは約95%が水分で構成されています。
水分以外の栄養素は、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウムなどが多く含まれています。
ビタミンCには免疫力を高めたり、コラーゲンの生成を促したりする作用があります。
コラーゲンは皮膚を健康に保つために必要な成分。
屋外で練習や試合をする場合、日焼けによる肌へのダメージは免れませんよね。
アスリートにとって、嬉しい栄養素ばかりですので、みょうがはぜひ食べたい食材の一つです。
気になるレシピは?
さっそく作り方をご紹介します。
■材料 (2人分)
・そうめん 3束
・豚バラ薄切り肉 200g
・なす 2本
・ねぎ 1本
・みょうが 1本
・白いりごま 小さじ1
・ごま油 大さじ1/2
【つけだれ】
・酒 大さじ2
・みりん 大さじ2
・砂糖 小さじ1
・しょうゆ 大さじ2
・和風顆粒だし 小さじ1/2
・水 500cc
■作り方
- 食材を切ります。
・なす:ヘタを切り落とし、縦に3等分にしてから1cm幅に切ります。
・ねぎ:小口切りにします。
・みょうが:千切りにします。
・豚肉:食べやすい大きさに切ります。 - 鍋にごま油を熱し、豚肉を入れて、焼き色がつくまで中火で炒めます。
- 豚肉に焼き色が付いたら、なすとつけダレの調味料を加えて混ぜて、煮たたせます。
- 3が煮立ったら、蓋をして弱火で3分程度煮ます。
- そうめんを茹でるために、別の鍋に湯をわかします。
- 沸騰したら、そうめんを入れて袋の表記通りゆでます。
- 湯がいたら、水にさらして水気を切り、器に盛ります。
- 器に4を盛り、ねぎとみょうがをのせて白いりごまをちらせば完成です。
栄養が偏りがちになると言われている冷たい麺も、このように調理すれば栄養バランスも改善されます。
また、いつも食べているそうめんとは全く異なる味付けですよね。
いつものそうめんには飽きた場合にも、ぜひ食べて頂きたい料理です。
夏ならではの料理なので、ぜひ作って食べてみてください。
動画引用元:スルスルと箸が進む♪豚バラとなすのつけそうめん | How To Make Pork and Eggplant Somen