マラソンのパフォーマンスアップのカギとなる、股関節の柔軟性。
股関節が柔らかいことでタイムアップが期待できるだけではなく、ケガの予防にもつながります。
そこで今回は、股関節の柔軟性をアップする簡単ストレッチを紹介します。
股関節とマラソン
股関節の周りには多くの筋肉があり、これらの筋肉を使うことによって脚を内側、外側、前、後ろへと動かすことができます。
股関節がかたい、という状態は、股関節まわりの筋肉がかたい状態です。
股関節まわりの筋肉がかたいと、股関節の動きが悪くなり、
- ストライド幅がせまくなる
- 腰、膝に負担がかかり、痛みが生じやすくなる
などのデメリットがあります。
一方、股関節まわりの筋肉をほぐすことで、脚の可動域が広がり、
- ストライド幅が伸びる
- 脚の運びがスムーズになる
- 上半身と下半身の連動性が高まる
- 脚への負担が減り、ケガの予防につながる
といったメリットがあります。
内ももストレッチのやり方
今回紹介するのは、内ももをほぐすアプローチです。
内ももをストレッチすることで、股関節周りの筋肉をほぐしていきます。
※ストレッチマットなどの上で行いましょう。
- 床に膝を立てて座ります。
膝は腰幅よりもやや広げましょう。 - 身体を前に倒し、肘を床につけます。
膝とかかとがまっすぐ一直線になる位置で行います。 - その状態から、骨盤を床の方に向けて前傾させます。
- 内ももにテンションを感じながら、20秒ストレッチします。
反動はつけずに、内ももをじっくり伸ばしていきましょう。 - 2セット行います。
内ももが伸びていないと感じる場合は、膝の幅を少し広げて行いましょう。
好きなタイミングで行うことができますが、ランニング後のクールダウンにおすすめです。
股関節の柔軟性を高め、さらなるパフォーマンスアップを目指しましょう。
さらに詳しいストレッチ方法は、以下の動画を参考にご覧ください。
動画引用元:マラソンは股関節が全て!楽に走れるストレッチ