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打撃練習 ロングティーをもっと効果的な練習にするには

打撃練習 ロングティーをもっと効果的な練習にするには

■課題・要望
・ロングティーをもっと効果的な練習にしたい

誰もがやったことのあるロングティーバッティングですが、ただ単に遠くに飛ばす練習だけと勘違いしていないでしょうか。もちろん、全身をフルに使ってボールを遠くに飛ばすことは重要ですが、その他にもいくつか重要なポイントがありますので紹介します。

フォームを崩さない

前述した通り、ロングティーをやる場合は、全身をフルに使ってボールを飛ばすことです。だけど、腕に力が入り過ぎていたり、下半身を使わず上半身だけでスイングしたりと、フォームそのものが崩れてしまってはダメです。可能ならば、スマホで動画を撮影しながら、5球ぐらい打ってら動画でフォームチェック、を繰り返すと、全力でスイングした時に、どの部分のバランスが悪くなっているのかが分かるので、動画撮影はオススメです。

スタンドに入る感触を知る

打者にとってホームラン、つまりスタンドインは本当に気持ちの良いものです。しかし、このスタンドインの感触を知る選手は少ないのではないでしょうか。自分が打った打球がスタンドに入る感触を知ると、次も入れたくなる、というモチベーションにつながります。なので、できるだけ、スタンドに入りやすい位置で打つと良いでしょう。
通常、ロングティーをやる場合は、ホーム寄りで打つと思いますが、私のオススメは、スタンドに入るか入らないかギリギリのところで打つことです。選手によってはレフトの定置かもしれないですし、サードの位置かもしれません。最初はレフトの位置からで精一杯スタンドインだったのが、練習を重ねて最後にはホーム近くからスタンドイン、となると、成長実感でき、モチベーションにつながります。
遠いところから入れてやろう!も良いですが、まずはスタンドに実際に入れてみて、スタンドに入る感触をロングティーで知ることがポイントです。

打球の弾道を見る

最後にロングティーで重要なポイントは弾道です。複数の選手で一斉にロングティーをすると良く分かりますが、選手それぞれで弾道が全然違います。最もやってはいけない弾道は、よくドロップとかフックとか呼びますが、右打者の場合、左に曲がる弾道が最も良くないです。ドロップの原因はいくつかありますが、一番ありがちな原因は、アウトサイドインのスイングです。ドアスイングと呼ばれるものです。ドアスイングについては下の動画で解説しているので、見てもらえると良いでしょう。

動画引用元:打撃編・ドアスイングとは?【仁志敏久から学ぶ 野球の基礎・基本】

理想的な弾道はもちろん真っ直ぐです。スライスボール(右打者の場合、右へ曲がる球)も及第点ではありますが、真っ直ぐを目指しましょう。真っ直ぐな弾道を打つためには、球にバックスピンをかける必要があるので、バックスピンをかける意識してロングティーをやると、非常に良い練習になります。

まとめ

1:フォームを崩さない。スマホを使って動画撮影して常にフォームチェックすることをオススメ。
2:スタンドに入る感触を知る。ロングティーをやる位置は、ホーム寄りではなく、スタンドに入るか入らないかギリギリのところから打つ。
3:打球の弾道を見る。真っ直ぐな弾道にするためには、バックスピンを意識して打つ。

以上3点を意識して、ロングティーをやってみましょう!
下の動画は、千葉ロッテマリーンズの平沢選手のロングティーの動画です。参考になるロングティーなので、一度見てみてください。

動画引用元:平沢選手のロングティーバッティングにカメラが接近【広報カメラ】

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