2017WBCのイスラエル戦を試合前から球場に入り「試合前はどんな練習をやっているのか」と興味深く見てましたが、第一の発見として、投手と野手は別々の内容のウォーミングアップ、準備体操をしていることに「お!?」という発見がありました。
アマチュア野球で、特に小学校や中学校レベルであれば、野手と投手に分かれて別の内容のウォーミングアップを行っているチームは稀だと思います。しかし、普通に考えると、野手と投手では使う筋肉や特に酷使する部位が違うことは明確です。そのため、ポジションに合わせたウォーミングアップを行った方が、怪我防止はもちろん、パフォーマンス向上にも役立つと思います。
動画はオリックスの吉田凌投手(東海大相模出身)が行っている、ウォーミングアップ内容がたくさん盛り込まれた、投手用のアップになります。
動画の30秒あたりから長い棒やトレーニングチューブを使ったりしてますが、侍ジャパンの投手陣も同じような用具を使い、腰、股関節、肩甲骨、肘、肩あたりをメインに伸ばしたり、動かしたりしてました。ピッチャーをやる選手であれば、このウォーミングアップは行った方が良いかもしれませんね。
また動画を見て分かる通り、
・長い棒(ヨガ棒と呼ばれることも)
・トレーニングチューブ
・メディシンボール、ウエイトボール
・軽めのダンベル
という4つの器具を活用してアップを行ってます。より効果的なアップにつなげるためには、器具を使わない自重のみでアップするのではなく、このようなトレーニング器具を活用すると良いかもしれませんね。
筆者的には長い棒はあるととても便利と思っており、肩甲骨や腰、肩という投球で酷使する部位のストレッチがやりやすくなると感じています。0:56あたりから始める、棒の両端を両手で持って、棒を離さずに頭上を通過して前後に振るストレッチは、有名なストレッチの一つでもありますが、肩甲骨をしっかり伸ばしたり柔らかくするにはオススメのストレッチです。肩甲骨が硬い選手はこのストレッチができない可能性がありますが、できない選手ほどやって欲しいと思います。肩甲骨の可動域を広げると投球のパフォーマンス向上にもつながると思います。(大人は肩こり防止になりますかね)
それでは動画を参考にぜひやってみてください。