本記事では、2023年Vリーグで日本人最多得点記録を更新した石川真佑選手のスパイクの打ち分けについて紹介します。
石川選手は、身長1m73cmとアタッカーとしては小柄な選手ですが、相手の位置を見てとっさに腕をひねってコースを変える、スパイクの「打ち分け」を得意としており、日本トップクラスの高い得点力を誇っています。 兄は男子日本代表のキャプテンでエースの石川祐希選手です。
はじめに、石川選手のスパイクをご覧ください。
【無双状態に突入!】石川真佑「チーム最多25得点」 // W解説 竹下佳江 & 佐野優子【2022世界バレー女子】第5戦 日本 vs アルゼンチン
石川選手のような打ち分けを習得するために、おすすめのレフトからのスパイクの打ち分け方法を紹介します。レフトのスパイクの打ち分けは、大きく4種類に分かれます。
①【ボールの位置】左肩の前の位置まで持ってきてストレート
②【ボールの位置】右肩の前の位置でクロスに打つ
③【ボールの面を切る(叩く)】ボールの右斜め上を叩いてストレートに打つ
④【ボールの面を切る(叩く)】ボールの左斜め上を叩いてクロスに打つ
①②は、トスに合わせて打つコースを変える打ち方なので、ボールの流れに沿って打つことができるため、比較的力が入りやすく打ちやすい方法です。
③④は、ボールの面を切って打つコースを変える打ち方なので、ブロックの動きに応じて瞬時に切り替えが可能な打ち方です。
それでは、①〜④のポイントを詳しく紹介します。
①【ボールの位置】左肩の前の位置まで持ってきてストレート
極端に左肩の前ではありませんが、左肩の前まで引っ張るイメージでスパイクを打ちましょう。
②【ボールの位置】右肩の前の位置でクロスに打つ
右肩の前、斜め45度前にきたボールを真っ直ぐクロスに打つことがポイントです。
③【ボールの面を切る(叩く)】ボールの右斜め上を叩いてストレートに打つ
体の向きがクロス方向に向いていても、ボールの面を切ることでストレートに打ちましょう。
④【ボールの面を切る(叩く)】ボールの左斜め上を叩いてクロスに打つ
③と同様に体の向きに関係なく、ボールの面を切ってクロスに打つことがポイントです。
4つの打ち方を身につけると、スパイクの決定率が上がるので、日々の練習から取り入れることがおすすめです。
それでは動画をご覧ください。