他のスポーツに比べて、重さがある選手の運動量を上げ、且つ怪我のないようにする事はとても難しい課題です。そして、それに欠かせないのが栄養補給である食事。
日本代表の試合は海外が多いため、日本と異なった環境で体調を整えたり、体重を維持することがより一層難しくなります。
そんな問題を解決するのが、代表チームに帯同するシェフの存在です。
今回は、ラグビー日本代表チームの選手が、身体の維持のために食事をどう捉えているのかについて詳しく解説していきます。
食事は栄養補給と活力の場
2004年からサッカー日本代表専属シェフとして活動し、5大会連続でW杯に帯同している西芳照シェフ。今回のラグビーW杯にも帯同し、選手の食事作りを担っています。
太田コーチは「長期になればなるほど、食事や文化の違いがパフォーマンスやコンディションに影響すると感じていて、食事はただ栄養を入れるだけではなく、そこで会話が生まれたり、エネルギーを培ったり出来る」と言っており、食事の重要性を説いています。
西シェフは「勝ち上がりたい、という想いはみんな同じだと思う。私もその力になりたい」と選手と一緒の想いを持って仕事をしています。
食事のストレスがないのが嬉しい
海外ではその地域によって出てくる食べ物に特徴があり、選手によっては合う合わないが異なります。ラグビー選手は日々の過酷な練習とトレーニングの中で体重を減らさない努力が必要なため、海外での食事管理は非常に大変です。
小倉順平選手は「食事のストレスがないから、マジでありがたい。海外にいる感じがなく、食事も楽しみ」と西シェフの料理を喜んでいます。
李承信選手は、「日本にいる時より美味しいと思うくらい、海外にいながら体重が増えている」、松田力也選手も「海外に来たら、絶対体重が減っていくという流れですが、西さんのおかげでキープも出来るし、増やそうと思えば増えすことも出来るので、助かっています」と、多くの選手が、整った食事環境に喜びを感じています。
プロが大切にしている食事を、アマチュアから環境を整えてあげられると更に良いですね。
それでは動画をご覧ください。