スポーツをしていると怪我は避けられないもの。特にバスケットボールは接触が多く、足をくじくなどのトラブルが生じやすいです。しかし、怪我をしている間も、技術を維持、または向上させたいという選手は多いと思います。
この記事では、身体的な動きに制約がある状態でもできる「椅子ハンドリング練習」について解説します。
自宅での練習やリハビリの一環として、怪我の間でもバスケットボールとの接点を持ち続ける方法を学びましょう。
怪我中にボールの感覚は鈍る
バスケットボールは手の感覚が非常に大切です。定期的にボールに触れることで、ボールの扱いやシュート感覚などを維持することができます。
しかし、怪我をして長期間プレイから離れると、この感覚は鈍ってしまいます。特に、重要な試合前やシーズン中に怪我をしてしまった場合、復帰後のパフォーマンス低下が懸念されます。そこで、怪我をしていてもできる練習方法が求められます。
椅子ハンドリング練習のやり方
椅子ハンドリング練習は、名前の通り、椅子に座った状態でボールのハンドリングを行う練習法です。具体的には以下のような手順で行います。
- 1. まず、背もたれのない椅子に座り、安定した姿勢をとります。
- 2. ボールを片手で持ち、ゆっくりとドリブルを開始します。
- 3. 始めはフロントドリブルからスタートし、慣れてきたらクロスオーバーやリバース、ビハインド・ザ・バックなどの動きを取り入れていきます。
- 4. 椅子の座面を利用して、下からボールをパスするような動きも取り入れると、さらにハンドリングのバリエーションが増えます。
ポイントと注意点
ポイント
椅子に座っているので、下半身の動きに頼らず、上半身の動きや手の感覚を重点的に鍛えることができます。目を閉じて行うことで、さらにボール感覚を養うことができます。
注意点
椅子から落ちないように注意しながら行いましょう。また、怪我の状態によっては、強いショックや振動が痛みの原因となる場合があるため、無理のない範囲での練習を心がけてください。
怪我中でも継続的にボール感覚を維持し、上達を目指すことは十分可能です。椅子ハンドリング練習は、怪我中の選手や初心者、あるいは技術向上を目指す上級者まで、幅広い層におすすめの練習法です。
怪我を理由に成長を止めることなく、日々の努力を積み重ねること前進することはできます。ぜひ、さまざまな練習方法の情報を仕入れて、ステップアップしていってください。