卓球のラリーでは強打だけでなく相手コート手前に落とす「短い球」が存在します。強い球が来ると思って構えている所に短い球を打たれると、拾いにいく体勢になり強打が出来ません。
また、サーブなど回転がかかっている所を次に繋げるために拾う技、それらがストップ、ツッツキです。
この技術を習得すると、相手を動かしながら闘うことが出来たり、自分の得意なフォアハンドやバックハンドをより活かす事ができ、プレーの幅を広げる事が出来ます。
今回はツッツキのレシーブのコツについて最後の動画をもとに詳しく解説します。
球が来る所にラケットを持っていく
まず一つ目のツッツキで意識して欲しいポイントは、ボールが来た所にラケットを持っていくことです。
よく見るパターンとしては、バックスイングが大きい人が多いです。バックスイングを大きく取ってしまうと、当たりが強くなってしまい、相手の回転を受けてしまいます。その結果、ネットミスしたり、当たりが強すぎてオーバーミスしてしまったりします。
バックスイングというのは、ボールを打つための準備です。大きなバックスイングなしでボールが来る所にラケットを持っていく、これだけをしてあげてください。
包丁で斜めに切るように押し出す
次に大事なポイントは「角度」です。
皆さん、料理されると思うのですが、包丁で切るような感覚、ネギなのか魚を3枚に下ろすのか、それらを切る時に使う包丁の角度を意識してラケットを出してみましょう。
最近では男性も料理する方は増えていますが、圧倒的に包丁を手にする機会が多い女性の方がイメージしやすいようです。
バックツッツキに関しても同じく角度を意識して行います。
極力身体の近くまで引きつける
角度の話もしましたが、基本的に体に近い所で打つように心がけます。
体に近い方が、力を入れやすかったりボールコントロールがしやすかったりするので、手を伸ばしてボールを拾いに行く、というよりは最初に構えた肘を少し曲げた状態のまま、レシーブに行くようにします。
包丁を使う時も、身体から離して切る方は少ないですよね。ボールを打つ時も同じような感覚で引きつけて打ちます。
いかがでしょうか?同じ動きでも、受ける言葉によってイメージのしやすさが異なります。指導する側でもされる側でも、ボキャブラリーを増やして伝わる指導を心がけましょうそれでは、動画をご覧ください。