毎年、1月1日、お正月当日に行われる日本最高峰の駅伝、ニューイヤー駅伝!各地区の予選を突破した実業団チームが群馬県に集まり、日本一を争います!
本戦を見逃せないのは当然ですが、実はニューイヤー駅伝は予選会も非常に熱いんです!
ニューイヤー駅伝はシード制度がありません。本戦で上位に入っていても翌年は全チーム予選からスタートします。そのため、本戦で優勝したチームが翌年予選落ちするという可能性も十分に有り得るんです。だから予選会でも全チーム、メンバーはフルオーダーできます!オリンピックに出るような日本代表クラスの選手が予選から見られるんです!
いくつかのエリアで予選会が開催されますが、その中でも東日本の予選会が最もレベルが高いと言われています。11月3日にその東日本の予選会が開催されましたので、今回はその予選会を振り返ります!
東日本に強い富士通 vs 本戦に強いHonda
東日本予選会は最もレベルが高く、優勝したチームは本戦でも優勝が近いと言われています。そして今年、東日本予選会で優勝したのは富士通!なんと4連覇達成です!そして2位はHonda!
ここ数年、富士通はずっと優勝候補と言われているのですが、2022〜23年は本戦でHondaに負けています!
予選会に強い富士通と、本戦に強いHonda。この2チームの争いがおもしろい!
Hondaは本戦の3連覇がかかっているのですが、今回の東日本予選会では、珍しく1位富士通と2位Hondaのタイム差がしっかりついています。昨年はアンカー勝負の僅差でしたが、今回は富士通の圧勝。本戦でも富士通に分があるのではないかと見ています。
MGCの絡みもあって各チーム温存しているメンバーもいるようですので、そのメンバーが加わった時にどうなるのか、本戦ではこの2チームの争いに注目です!
富士山の銘水が初出場で本戦出場権を獲得!
山梨県の富士山の銘水は2021年12月に陸上部が創設され、今回は予選会初出場。にもかかわらず、結果は11位!本戦への出場権を獲得しています!
1区の才記選手が区間7位とチームに勢いを与えます!中盤失速したものの、アンカー篠原選手が区間5位の走りを見せ3人を抜きでフィニッシュ!新星の活躍には実況者含め、見ている全員が興奮したに違いありません!
富士山の銘水が本戦でどういった走りをするのか、こちらも注目したいところです!
世界陸上レベル インターナショナル区間
2区はインターナショナル区間と呼ばれ、全区間で唯一外国人選手の登録が可能な区間で、各チーム外国人選手を起用してくるわけですが、この区間のレベルの高さがすごい!
そのレベルの高さを表してるのは、Hondaのヴィンセント選手が区間7位で終わったという点ではないでしょうか。
ヴィンセント選手は昨年まで東京国際大学に所属し、出場した箱根駅伝では4回中3回区間新記録を出すというとんでもない選手で、史上最高の留学生とまで言われていました。しかし、社会人1年目となる今回の予選会では大きな活躍を見せることができませんでした。
ヴィンセント選手の走りが悪かったわけではなく、他の選手がすごかったんです!やはり学生と社会人は違うということですね。インターナショナル区間に出場する選手は、オリンピックや世界陸上など、世界の大会でメダルを獲るような選手もいます。この超ハイレベルな闘いが日本で見られることに興奮を止められるでしょうか!?
本戦でもインターナショナル区間がありますので、その区間は瞬きせずに観戦しましょう!
注目すべきところが多く観戦が忙しくなりますが、興奮しながら熱いお正月を過ごしましょう!