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ランニング 楽に速く走るために インナーマッスル『腸腰筋』を呼び起こす!揉む&意識|トレーニング デッドバグ お腹 腹筋

ランニング 楽に速く走るために インナーマッスル『腸腰筋』を呼び起こす!揉む&意識|トレーニング デッドバグ お腹 腹筋

突然ですが質問です。ランニングで足を引き上げる動作がありますが、この動作を複数人が行い、傍から見た動きが全員同じだったら、全員が同じ筋肉を同じ割合で使っていると思いますか?

これ、答えは「NO」です!

動きが同じでも、その人の意識や感覚、身体の使い方のくせ、筋のかたさなどなどによって、使う筋肉は実は微妙に異なります。

もう少し具体的に話すと、ランニングの足を引き上げる動作、太腿の前にある大腿直筋をメインで使って膝を持ち上げている人もいれば、インナーマッスルと言われる腸腰筋をメインで使って膝を持ち上げている人もいます。でも両者、見た目の動きは同じなんです。なんとなく伝わるでしょうか?

動作が同じであればどちらでもいいのではないかと思うかもしれませんが、そんなことはありません!どの筋肉をメインで使うかで疲れ方が変わったり、動きがスムーズになったりとパフォーマンスに大きく影響します。

今回はランニングで腸腰筋をメインで使うための意識付け、トレーニングを紹介します!腸腰筋を主役にすることで、より楽に速く走ることが可能です!是非試してみてください!

腸腰筋を揉む

まずはじめは「揉む」。これだけです。動画0:52に腸腰筋の画像が出てきますので、これを参考に揉んでいきましょう。

腸腰筋はインナーマッスルなので、お腹の奥の方にあります。なかなか奥まで触ることは出来ないので、腰骨付近から骨盤の中を触りにいくようなイメージで押してみてください!

かたまっていては使いたくても使えません!人によってはこれだけでもかなり感覚が変わると思います!

腸腰筋を意識して足を上げる

立位で片膝をおへその前くらいまで持ち上げ、そこからさらに膝をテンポよく小刻みに繰り返し上に持ち上げます。足の指先が上を向くよう、足首は背屈をキープします。

これを行って太腿の前が疲れてくる人は、大腿直筋をメインで使う足の上げ方をしています。足の付け根付近が疲れてくる人は大正解!腸腰筋が使えている人です!

太腿の前を使ってしまう方は、とにかく腸腰筋を使うイメージをしてください。腸腰筋はお腹の奥の方から足の付け根まで広がる筋肉です。その部分を軽く叩きながら足を上げるとより意識しやすいと思いますので試してみてください。

体の使い方を習得するうえで、頭で理解できているかどうかは非常に大切です。理解したうえで意識し続けると、自然と使えるようになっていきます。はじめは分かりづらいかもしれませんが、是非継続してみてください!

デッドバグ

これは腹筋・大腿直筋、そして腸腰筋を鍛えるトレーニングです。ですが、ここでは腸腰筋が使えているかの確認のためにこのトレーニングを行います。

仰向けで寝転がり、両手・両膝を天井方向に持ち上げます。肩関節90度屈曲、股関節・膝関節も90度屈曲です。ここから、右手・左足を床に近づけるように下ろしていきます。足は膝を伸ばしていきます。床すれすれまで下ろしたら元の位置に戻るという動きを左右交互に繰り返すトレーニングです。

これも同じで、太腿の前が疲れてくる人は大腿直筋を使いやすい人!太腿の前を使うのではなく、足の付け根からお腹の奥の方にある腸腰筋を使うイメージで行いましょう。

筋肉を知っていくと不思議と動きが洗練されていきます。少しずつ筋肉の知識も増やして、実際に動く時にはその筋肉が動いているイメージを持ちながら走ってみてください!ランニングがさらに楽しくなること間違いなしです!

参照元:腸腰筋を使う!ランニングや歩行をもっと楽に!

ABOUT THE AUTHOR

パーソナルトレーナー井上美紀
筑波大学 体育専門学群卒業後、約12年間のサラリーマン生活を経てパーソナルトレーナーに転身。一人ひとりその日の調子を見て「トレーニング」「ストレッチ」「整体」を組み合わせた施術で、その人が持っている力を最大限に引き出すサポートをしている。年代は未就学児から70代までと幅広く対応。肩凝り・腰痛・不定愁訴などの対応をメインとしながら、頚髄損傷を含む身体障がい者へのトレーニング・ケア、パラアスリートのサポートも行っている。
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