FMVスポーツ

日本代表選考会 マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)振り返り 主役は川内優輝選手 そして日本代表3人目の行方は!?

日本代表選考会 マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)振り返り 主役は川内優輝選手 そして日本代表3人目の行方は!?

10月15日、2024年パリオリンピックのマラソン日本代表選手を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が都内で開催されました。

当日はまさかの土砂降り。コンディションが非常に悪い中、日本代表の座を巡って、男子65名、女子27名が競いました。

今回は男子のレースについて振り返ります。

日本代表内定は1位 Honda 小山直城選手、2位 九電工 赤﨑暁選手

男子の上位5名は以下です。

1位 Honda 小山直城

2位 九電工 赤﨑暁

3位 Nike 大迫傑

4位 あいおいニッセイ同和損保 川内優輝

5位 JR東日本 作田直也

1位と2位はパリオリンピックマラソン日本代表内定のため、、小山直城選手と赤﨑暁選手が内定となります。

盛り上げたのは川内優輝選手

今回のレース内容は見ている人もかなり楽しめた展開だったのではないでしょうか。

何と言っても川内選手!川内選手がこのMGCを盛り上げてくれたと言っても過言ではありません!

スタート直後から飛び出し、35km付近までレースを引っ張り続けました。しかもはじめの1kmは2分50秒と世界記録レベルのスピードで入っています。川内選手自身の自己ベストを大きく上回るペース。

その川内選手を射程圏内に捉えたまま、後続の集団もハイペースで進んだという点も、MGCを面白くしたポイントの1つ!後続集団がもう少し遅いペースで入っていたとしたら、川内選手に最後まで追いつけなかった可能性は十分にあります。

そして、30km付近で大迫選手がいよいよ川内選手を追いかけます。この仕掛けるタイミングも絶妙!もう2〜3km判断が遅かったら追いついていなかったかもしれないことを考えると、大迫選手の勝負勘はさすがです。

35kmあたりで大迫選手が川内選手に追いつくも、ここからの川内選手の粘りもすごかった!今回のMGCは最初から最後まで川内選手が見どころを作ってくれた大会でした。

パリオリンピック日本代表3人目は!?大迫傑選手?山下一貴選手?

気になるのはパリオリンピック日本代表の3人目。

MGCファイナルチャレンジとなるのが、男子は以下の3つのレース。

・福岡国際マラソン(12月3日)

・大阪マラソン(2024年2月25日)

・東京マラソン(2024年3月3日)

このレースでMGCファイナルチャレンジ設定記録(2:05:50)を突破した記録最上位の選手1名が、パリオリンピック日本代表3人目となりますが、誰も設定記録を突破しなかった場合はMGC3位の大迫選手が内定ということになります。

そして、この設定記録を破ってきそうな選手として注目したいのは、山下一貴選手!

8月に行われた世界選手権で結果的に12位でしたが、ラスト5km地点は5位で通過した選手。MGCは世界選手権から期間が短ったため調整がうまくいかなかったと言っていますが、ポテンシャルは高いため、ここから鍛え直して大阪マラソンや東京マラソンで設定記録を越えてくる可能性は十二分にあります!

今後の動向にも目が離せません!

参照元:MGC振り返ります!! 

ABOUT THE AUTHOR

パーソナルトレーナー井上美紀
筑波大学 体育専門学群卒業後、約12年間のサラリーマン生活を経てパーソナルトレーナーに転身。一人ひとりその日の調子を見て「トレーニング」「ストレッチ」「整体」を組み合わせた施術で、その人が持っている力を最大限に引き出すサポートをしている。年代は未就学児から70代までと幅広く対応。肩凝り・腰痛・不定愁訴などの対応をメインとしながら、頚髄損傷を含む身体障がい者へのトレーニング・ケア、パラアスリートのサポートも行っている。
Return Top