DFが迫ってくる状況では、ゆっくりパスに時間をかける事が出来ません。パスモーションをコンパクトにして、速くパス回しができる方がラグビーは有利です。
本記事では、「クイックパスが投げられるようになるドリル」についてご紹介します。なかなか癖が治らない方、練習方法に悩んでいる方はぜひ参考にしてください!
クイックパスが出来ない人は肩支点を見直そう
クイックパスが出来ない人は、肩支点でパスを投げている可能性があります。肩支点になると、パスモーションが大きくなる事や、下から上へ投げる効率の悪いパスになってしまいます。また、自分の力でコントロールするのではなく、遠心力を使って投げるためパスが安定しません。
しかし、最初に習得した癖はなかなか治らないものです。そんな時は以下のドリルを試してみましょう!
練習方法①脇はさみパス
やり方(3人1組)
- パスをもらう人は両脇にテニスボール(もしくはそれに近いもの)を挟む
- 両サイドの人が10mくらい離れて立ち、その真ん中にパスを受ける人が立つ
- 真ん中の人は、ジョギングしながら片方からパスを受け、もう一方の人へパスを繋ぐ
- 1〜3を繰り返す
脇にモノを挟んでいる事で、腕を大きく回せないため、腕を回す癖がついているパスモーションの方には効果的なドリルです。また、パス回しがコンパクトになる事から、クイックモーションを学ぶためにも手軽にできる練習の一つです。
それでも、ボールを受けてから肘から下が遠回りをしてしまう方は、次のドリルを試してみましょう。
練習方法②ミニハードルパス
やり方(3人1組)
- 練習①と同じですが、パスを受ける人が走るラインにミニハードルをいくつか設置する
- ハードルを越えながら、パスの受け渡しをする
ハードルを越える動きが入ると、必然的に腿上げの動作が入ります。その足が邪魔となって、ボールを下げることが出来なくなるため、結果的にボールの軌道が直線的でコンパクトなパスになります。
脇に挟んでも、腕を下げるという癖が抜けない方は、ハードルを取り入れてみる事をお勧めします。
いかがでしょうか?普段の練習や癖も、ちょっとした工夫で改善出来ます。色々試してみましょう!
それでは動画をご覧ください。