プロの中では遅咲きの43歳にして賞金王を獲得した藤田寛之プロ。20代で1勝、30代で5勝、40代で12勝と苦労しながらも着々と成績を残してきたベテランを支えるのは、安定したアプローチ技術です。8割型ピッチエンドランという転がすアプローチを取り入れている藤田プロはどのような目線で転がすアプローチを採用しているのでしょうか?
本記事では、藤田プロが「転がすアプローチ」についての考え方を話している動画を参考に解説します。アプローチ技術に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください!
転がったイメージからクラブを選択する
転がすアプローチのボールを落とす位置は、
グリーンエッジからワンクラブからツークラブ内側です。そこに落としてピンまで寄せていきます。
また、落としたポイントからパターを転がしたらどのくらい転がるか?をイメージし、
その転がり方をするクラブを選択する考え方をしていると藤田プロは語っています。
転がりを安定させるポイント
藤田プロは、転がりを安定させるポイントについて
アドレスで構えた時のシャフトの角度を変えないで打つことが大切だと言っています。
アプローチで、ボールを上げようとすくい上げる打ち方は打球にバラツキが出やすくなります。右足前にボールをセットし、ハンドファーストになった構えで出来た角度をキープして打てるような、アプローチの基本技術の大切さを藤田プロは説いています。
練習方法:転がすアプローチ
藤田プロは、アプローチ練習場で2つの練習方法をお勧めしています。
①距離を変えていくアプローチ
やり方
グリーンエッジに近い所からボールをセットし、打つごとに距離を離していく
使用クラブ
距離に応じて、8w、9w、AWなど変えていく
目的
距離が異なっても落とすポイントは同じにする事で、自分のイメージしている距離と転がり方をするクラブを見つけていく。
②打ち方を変えていくアプローチ
やり方
グリーンエッジから10ydほど離れた所からアプローチを繰り返す
普通に打つ、打ち上げる、転がす、この3種類を同じクラブで打ち分ける
使用クラブ
AW(同じクラブで打ち続ける)
目的
同じクラブの3つの打ち方を使い分け出来る様にして、ボールの落とし所や距離感の感覚を身につける
いかがでしょうか?アプローチ練習場でも、遊び感覚で藤田プロのお勧めする練習をやってみてくださいね!それでは動画をご覧ください。