2024年はオリンピックイヤー。ラグビーW杯の熱気を引き継いで日本代表もパリの舞台で活躍が期待されます。オリンピック出場をかけたアジア予選で男女ともに見事優勝し、セブンズがオリンピック競技になってから、全ての大会で出場権を獲得しています。
そもそも、なぜW杯のように15人制ではないのか、またルールの違いはあるのかなど、知っていると、観戦の楽しさも倍増します!
今回は、7人制ラグビーと15人制の違いについて解説します。ぜひ参考にしてください!
7人制ラグビーセブンズ日本代表の試合はこちら
7人制は「時間と人数の問題」があるから採用された
東京で開催された国際大会は2021年7月23日〜8月8日までの17日間でした。この約2週間のうち、3日間で男女共に出場した12カ国の勝者を決めなければならず、激しくコンタクトを行うラグビーでは回復する時間も必要なため、到底難しい日程でした。
2023年に開催された15人制ラグビーのフランスW杯は、出場20カ国で51日間を要したことを踏まえると、2週間では不可能なことがわかります。
また、参加人数も15人制ラグビーではリザーブ含めて50人前後と大所帯になるため、そのための費用もかかり、参加のハードルが高かったのも一つの要因です。
これらの理由から、ラグビーは試合日程が短くても行うことができるセブンズを採用した歴史があります。
これだけ知っておければ楽しめる 15人と7人の違いについて
それでは、15人制と7人制は人数以外、どんな点が異なるのでしょうか?確認していきましょう!
変わらない点
- コートの広さ
違う点
- 試合時間が違う
15人制は40分ハーフの前後半80分、7人制は7分ハーフの前後半14分
- 1日に開催する試合数が違う
15人制は1日1試合、7人制は2、3試合行うこともあります。
- スクラム、ラインアウトの人数が違う
スクラムは15人制は8人、7人制は3人、ラインアウトは15人制が7人、7人制が3人(ただし作戦により人数が変わる)
- トライ後と反則後のキックが違う
15人制は地面に置くプレースキック、7人制は時間短縮のためドロップキック
(15人制は、ドロップキックも選択可能)
- 交代できる人数が違う
15人制は8人まで、7人制は5人まで
- 観戦スタイルが独特
7人制はコスプレして、ビールを飲んでお祭り騒ぎで楽しめる。チラッとテレビに映る観客を見るのも楽しみの一つ
いかがでしょうか?
セブンズは、広いフィールドを縦横無尽に駆け回るスピード感と個人技が見所です。通常のラグビーよりも、選手の身体能力が際立つセブンズを応援しましょう!
それでは動画をご覧ください。