40代を過ぎた頃から自分の体型の変化を実感しはじめ、健康診断の結果が悪くなり、健康や体型にかんして関心を持つ人が多くなると思います。そこから運動をはじめたり食事制限を行ったりと行動に移すことは、とても素晴らしいことです。ぜひ継続していきましょう。
もし40代、もしくは50代から筋力トレーニングを始める方は、これから紹介する種目は怪我のリスクが高いので注意してください。
個人差はありますが、20代〜30代と同じようなトレーニングをするのはオススメできません。初心者こそ基本に忠実に怪我をせず、健康第一で継続できるトレーニングをするようにしてください。それでは、説明していきます。
避けるべき種目①ダンベルフライ
ダンベルフライは、40〜50代の初心者の方にはオススメできません。
理由としては、伸びた感じ、ストレッチ感を間違えやすいからです。筋肉は伸びて縮むことで鍛えることができます。ただし、大胸筋が伸びる感覚と肩や腕の前側が伸びる感覚を間違えてしまうと肩の怪我に繋がります。
避けるべき種目②アップライトロウ&サイドレイズ
40〜50代という年齢は肩にとって鬼門です。40肩、50肩と肩のトラブルが多い年代です。基本的に肩関節はダメージが蓄積して痛みが出るので、40、50年動かした肩はもう疲れ切っている状態です。そこで、アップライトロウやサイドレイズを行うことは、インピンジメント症候群や腱板を痛めてしまう可能性が高く、日常生活にも支障が出てしまいます。
避けるべき種目③スカルクラッシャー
スカルクラッシャーは上腕三頭筋を鍛える種目ですが、肘にとても負担がかかり壊れてしまう可能性が高いです。筋肉が耐えることができても、骨が耐えられない、もしくは骨が耐え切れず肉離れをするといった怪我がスカルクラッシャーでは起こりやすいです。
避けるべき種目④ビハインドネックラットプルダウン
全くメリットは無く、デメリットしかありません。
この種目を行うには、
- ・腕を180度以上あげる
- ・腰を反らす
- ・身体を丸めて無理矢理、腕で引く など
身体の本来の使い方としては良くない動きをするので、普通に身体の前に引くようにしましょう。
良い部分だけを聞くと、筋肉をつけることにかんしては良い種目もありますが、自己流で行うというのであればオススメしません。どうしてもやりたい場合はしっかりとしたトレーナーのパーソナルトレーニングを受けるようにしてください。