はやいもので2024年も残すところ3か月をきりました。酷暑もおさまり、徐々に季節は冬の準備を始めています。
そして、冬といえば駅伝です!今年もまたこの季節がやってきました!
大学三大駅伝の初戦となる、出雲全日本大学選抜駅伝競争が10月14日に開催されました。出雲駅伝は距離が短く、どの区間でも順位が目まぐるしく変動する非常に見応えのあるレースですが、今年は特に見ている人全員が興奮するようなレース展開となりました!
過去最強 國學院大学
熾烈な闘いを制したのは國學院大学!今年の國學院大学は強い!監督も、そして選手自身も、過去最強だということを自覚し、今年の三大駅伝に挑んできています。
エースは何と言ってもアンカーを任された平林清澄選手。今年2月に開催された大阪マラソンで、初マラソン日本最高記録、日本学生最高記録を大幅に更新した実力者です。
しかし、國學院大学の強さは平林選手に頼り過ぎていないところ。他の選手も力を持っていて、チーム全体で強くなっている印象を受けます。区間記録も以下の通り全員が5位以上。穴がないんです。
- 1区:青木瑠郁選手 区間3位
- 2区:山本歩夢選手 区間5位
- 3区:辻原輝選手 区間4位
- 4区:野中恒亨選手 区間1位
- 5区:上原琉翔選手 区間1位
- 6区:平林清澄選手 区間1位
國學院大学の選手はトラックよりもロードの方が、さらに距離が長くなればなるほど、力を発揮できる選手が多い印象です。11月3日に開催される全日本駅伝、そして来年1月2〜3日に開催される箱根駅伝で、國學院大学がどのようなパフォーマンスを発揮するか楽しみです!
創価大学 榎木監督マジック エース吉田響選手を2区で起用する采配
今回采配が光ったのが創価大学。2区で吉田響選手を起用しました。これが創価大学の榎木監督マジック!
出雲駅伝は他の駅伝と比べると距離が短く、1区で勢いに乗れなかったチームはその後上位チームと差を縮めることが難しいため、他の駅伝大会よりも特に1区にどの選手を起用するかが重要になってきます。
2区は距離が5.8km。これは駅伝の中では非常に短い距離となるため、距離が長い3区と6区にエース級の選手を配置することが多く、2区は1区の勢いを後続にしっかり繋ぐという意味合いで選手を選ぶケースがほとんどです。
そんな中、創価大学は2区にエースである吉田響選手を起用しました。これが当たります!吉田選手は10位でタスキを受け取ると、なんと9人抜きをしてトップに躍り出ます!
最終的な結果は4位と大健闘!2区での吉田選手のごぼう抜きがなければ、この順位は難しかったのではないかと予想されます。
今年も戦力が充実している創価大学。榎木監督の采配も含め、今年も注目の一校です!