
ランニングシューズはパフォーマンスや安全性に大きな影響を与える、ランニングにおいて最も重要なアイテムです。適切なタイミングで買い替えを行わないと、怪我のリスクやパフォーマンスの低下につながります。
しかし、どのくらい履き続けるものなのか、何がどうなったら買い替えるべきなのか、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。
本稿では末尾の動画をもとに、ランニングシューズの買い替えのポイントや注意点について詳しく解説しています。これからランニングを始める方やシューズの寿命が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
一般的なシューズの買い替えタイミング
ランニングシューズの買い替えタイミングは、主にアウトソール、ミッドソール、インソールの状態で判断されます。
アウトソール
アウトソールは地面と接する靴底の部分で、摩耗が進むとグリップ力が低下し、滑りやすくなります。アウトソールが削れる部分は人によってさまざまですが、アウトソールが完全に削れた場合は買い替え時です。
ミッドソール
ミッドソールはクッション性と反発性を担う重要な部分で、使用回数が増えるごとに、つまり走れば走るほど劣化します。アウトソール・ミッドソールが厚いクッショニングモデルでは700〜800km、アウトソール・ミッドソールが薄いスピードモデルでは400〜500kmが買い替えの目安です。
また、未使用であっても製造から3年が経過すると、経年劣化が進むため注意が必要です。ミッドソールにシワが寄っていたり、硬くなったりしているのは劣化のサインです。
インソール
インソールは力のかかる部分が破れたり潰れたりすることがあります。ただ、インソールは交換が可能なため、必要に応じて交換することでシューズの寿命を延ばすことができます。時折、インソールの状態もチェックしましょう。
シューズの寿命を延ばすために
日々のシューズの扱い方次第で、シューズを長持ちさせることができます。
ランニング後は汗が残りやすいため、インソールを取り外し、乾燥させることで劣化を防ぎます。脱ぎ履きの際にシューズの踵部分を潰さず、丁寧に扱うことも寿命を延ばすポイントです。
ランニングにおいてシューズは相棒です。愛着が湧いたり、安心感を抱くと、買い替えのタイミングを逃しがちになります。シューズの状態を定期的にチェックし、タイミングを見極めて新しい相棒を迎える準備をしておきましょう!