みなさんは、卓球センスがある人のプレーを見たとき、どんなことを思いますか?
「楽そうに打っているな」「無駄な力が入っていないな」など、様々な思いを抱くことでしょう。
今回は、後天的にセンスを磨くためのキーワードについてお話していきます。
センスが良いプレイヤーの共通点
センスがある人は、プロの卓球選手に似ているところがあります。
軽いフットワークができるなど、良い感覚を持っている人が多いのです。
「そのセンスは生まれつきで、後天的に得ることはできない……」と諦めてはいませんか?
実は、センスは生まれつきだけでなく、だれでも後天的に磨くことができるのです。
後天的にセンスを磨くためには?
センスを磨くために必要なことの1つは「脱力」です。
センスのある人のプレーが楽そうで、無駄な力が入っていなさそうに見えるのも、すべてこの「脱力」に繋がっているのです。
今回は、センスを向上させるために「グリップを脱力して持つ」ことの大切さを学んでいきましょう。
グリップを脱力して持つための練習として、まずはグリップの持ち方を意識してみましょう。
「ラケットを握る」という言葉に囚われすぎて、本当に力を入れて握ってしまっていませんか?
ラケットをしっかり握りすぎてしまうことは、実は一番のNG行為なのです。
ラケットは、中指、薬指、小指に「置かれている」イメージで持ちましょう。
握ったまま振ったときに、ラケットが動くくらい軽く持ってみてください。
持ち方がわかったら、
- 逆モーション流し
- シュートカウンター
- チョップ(カット)ブロック
の3つの技に挑戦してみてください。
できなくても大丈夫!これら技を「習得すること」が目的ではなく、この技を通して「センスを活用する」感覚を学ぶことが目的です。
グリップを「脱力」して持つことを意識することで、技の感覚がつかみやすくなるはずです。
実践してみて…
グリップを脱力して持つことで、今まで感じたことがなかった「センス」を感じることができた人もいるのではないでしょうか?
グリップの持ち方だけでは「ボールを切ること」や「速い球を出すこと」は難しいのですが、ボールのタッチという面では、この「脱力感」がとても重要になってきます。
シェークの場合もペンの場合も、親指と中指が中心になるようなイメージで、ラケットが手の中で遊んでいるような感覚を意識して握ると、脱力感を得ることができるでしょう。
卓球センスを磨きたいという方は、まずはゆるっとした「脱力感」を意識してグリップを握ってみてください。
きっと「センスが磨かれる感覚」を感じることができるはずですよ。