第18回世界水泳選手権大会で、男子競泳の瀬戸大也選手は、2種目で金メダルを獲得し、東京五輪も内定しました。
そんな瀬戸選手は、レース直後に勝負メシを食べているようです。
瀬戸選手の強さの秘訣にもなっている勝負メシについて詳しく見ていきましょう。
瀬戸大也選手はどんな選手?
瀬戸大也選手は日本の競泳選手で、2016年リオオリンピックの400m個人メドレーで銅メダルを獲得しました。
2019年第18回世界水泳選手権大会では、200mと400mの個人メドレーで2冠を達成。
また、2020年に東京で開かれるオリンピックの出場も内定しています。
レース直後の食事で疲労回復!
選手村に帰れば、衛生面や栄養面に配慮された食事があるはずですが、瀬戸選手は、なんとレース直後にお弁当を食べています。
これは、より素早くより効率的に疲労回復を行うためです。
運動直後は、エネルギーを使い果たした状態です。
エネルギー不足を放っておくと、身体はせっかく鍛えた筋肉を分解し、エネルギーに変えようとします。
運動直後から約30分間は、「ゴールデンタイム」と呼ばれており、栄養が身体に1番吸収される時間です。
この時間に何を補うかで、疲労の回復具合とその先の身体のコンディションが変わってくると言われています。
そのため、瀬戸選手はレース直後にお弁当を食べているのですね。
レース直後には何を食べるの?
ポイントは「糖質+たんぱく質」です。
瀬戸選手がレース直後に食べていたメニューは、以下の通りです。
- 白米200g(主食)
- とろ卵豚キャベツ(主菜)
- ピーマンとツナあえ(副菜)
- 昆布と椎茸の煮物(副菜)
主食である白米は糖質です。
これで、運動直後のエネルギー不足を補っています。
そして、主菜の卵と豚肉でたんぱく質を補い、筋肉疲労や筋肉分解を防いでいます。
特に、豚肉には「疲労回復のビタミン」と呼ばれているビタミンB群(特にビタミンB1)が豊富に含まれています。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える手助けするビタミンなので、より効果的な疲労回復につなげることができるのです。
「運動直後にこんなに食べられないよ!」という方は、プロテインなどで栄養を補い、食べられるようになってから、出来れば2時間以内に食事を摂るのがいいかもしれません。
最後に、瀬戸大也選手もレース後に食べた「とろ卵豚キャベツ」の作り方をご紹介します。
これを参考に、みなさんも効率的に疲労回復を行ってくださいね。