腹式呼吸の正しい方法をご存じでしょうか。ヨガでは腹式呼吸が基本です。腹式呼吸により副交感神経を優位にすることで、リラックスしやすい状態になります。腹式呼吸をマスターして、ヨガに活かしていきましょう。
仰向け腹式呼吸の方法
1. 仰向けになる
まずは仰向けになりましょう。ヨガマットがある方は、ヨガマットの上に仰向けになります。力を抜いてリラックスしましょう。
2. お腹に手をおく
両手を下腹部におきます。手を置くことによって、腹式呼吸ができているか確認しやすくなります。
3. 手を上に押し出すように息を吸う
息をゆっくり吸い込みますが、このときにお腹に置いている手を上に押し出すイメージでお腹を膨らませましょう。
4. 両手を元の位置に戻すように息を吐く
息を吐くときは、両手が元の位置に戻るように、お腹をへこませていきましょう。
3、4を交互に繰り返しましょう。
ポイント
ゆっくり呼吸を行うことがポイントです。息を吸い込むときは、3秒くらい時間をかけてたっぷり吸い込みましょう。息を吐くときは、肺の空気を全て出してしまうイメージで、息をゆっくり吐いていきます。
腹式呼吸ができているのかよく分からないという方は、お腹を意識することが大切です。
横隔膜を下げることで、肺に入る空気の量が増え、深い呼吸ができるのが腹式呼吸のメリットです。横隔膜を下げると内臓が圧迫されお腹が出てきます。できるだけお腹を膨らませるように意識しましょう。ヨガを行っているときは他に意識が集中しやすいですが、呼吸するときには、お腹を膨らませることを意識しましょう。
腹式呼吸がもたらす効果
腹式呼吸をマスターすると、簡単にリラックス状態になれます。またインナーマッスルを鍛えることができるので、代謝が良くなりダイエット効果も期待できます。ヨガを行うと痩せやすい体質になると言われているのは、呼吸法が腹式呼吸だからとも言えるでしょう。
腹式呼吸は、ストレスを軽減したり、免疫力をアップさせたりするのにも効果的です。ヨガと腹式呼吸をマスターして、健康的で美しい体を手に入れましょう。